お山歩日和

何となくで始めた山歩き、自分のための覚書。

八ヶ岳 試練と憧れ 出発〜赤岳鉱泉編 2019.08.11〜14

出発当日…

眠れたような眠れなかったような😓


朝から暑くなりそうな予感がプンプン💨


ナルゲンボトル2本に水を入れます。

今回のルート上には水場もあるし山小屋もあるので、水を手に入れやすい環境です。

2本のボトル合わせて1.5L、ちょっと少ないかなぁ。


出発して駅のコンビニでどうしようかと思いつつ、スポーツドリンクを追加。


8時ちょうどのあずさ5号(これを見て残念!と思った方は歳がバレますよ〜😁)に乗る為、新宿駅へ向かいます。

駅のホームに、いるわいるわザック背負った登山客…って、私もそのうちの一人だけどなっ😁


あー、なんかみんな楽しそうじゃね?

私はバクバクなのにさー、なんて思いながら先生に送ったLINEがこちら。


私がバクバクしていようがお構いなしにあずさは定刻通りに出発🚈

甲府が近付くと左側に南アルプスが見えてきます。あずさに乗って山が見えてくると、そわそわしちゃうんだよね。山座同定出来ないからよく分かんないんだけど😅


甲府駅に着くと、ものすごい人数の登山客が一気に降りていきました。

南アルプスへ行く方々ですね。

北岳?甲斐駒かな?それとも鳳凰三山?

みなさーん!頑張ってねー👋


そしてとうとう茅野駅に着いてしまった…。

ここからアルピコバスに乗り美濃戸口まで行きます。乗る前に予めチケットをバス停前にある案内所で購入します。片道1000円なり。

アレ?去年より値上がりした?


またまた不安の為に先生にLINEする。

なんかね、ほんとにね、美濃戸口行きのバスに乗る人達、みーんなベテランに見えるの!

他の路線だと一般観光客も乗るけど、美濃戸口へ行くバスはほぼほぼガチ登山者。


はぁ( ´Д`)=3

大丈夫か、私。


10時20分発のバスは定刻通りに出発。

この時間なのであまり混むこともなく、全員が座れるレベルの混雑度合いです。

これより前のバスだと絶対に混んでるはず。それに乗るには始発のあずさでなければ間に合わないんですが、そのあずさ、登山客でめっちゃ混んでて指定が取れないとか、バスに乗るのも駅の改札から行列になってるとか…。

今日は赤岳鉱泉へ行くだけ、コースタイム3時間なので、ゆっくりめの時間でも大丈夫なんです。

(…って思ってた)


バスは市街地を離れどんどん八ヶ岳に近付いて行きます。

晴れているけど、八ヶ岳の峰々には雲がかかり見えませんでした。


バスに揺られること約40分…

あー、とうとう着いちゃったー!

美濃戸口バス停🚏

そこには八ヶ岳山荘があります。入浴も出来るみたいですよ。

登山届もここで提出出来ます。


ここでトイレをお借りして、準備をして出発です。


11時13分、スタートです。

右は阿弥陀岳へ向かう道。赤岳は左へ行きます。ドキドキ。

最初はゆるーいお散歩道。

ついつい緊張で顔が強ばる😐

ダメダメ、今回はこうしよう!と決めた事がありました。


①丁寧に歩く

②笑いながら歩く


①は言わずもがな、ですが、スキルのない私にとってちょっとハードル高い今回の計画、雑な歩き方をせず、一歩一歩丁寧な歩き方で、スキルの無さをカバーしようと思いました。

②は、おそらく今回のルートは私にとって「怖い」と感じるところが度々あるだろうと。一度感じた恐怖心は一気に上昇します。それをコントロールする為に、怖い事も楽しんでしまおうという訳です。


私の大事な相棒、本名 エルザ・ゴロー(笑)

ブーティエルなのでエルザちゃんです😁

エルザちゃんよろしく頼みます👐


しばらくは林道歩きです。

沿道のお花は今の私の応援団。

それにしても暑いです。それもそのはず、これから気温がどんどん上がる時間帯ですからね。水分塩分、適宜補給します。

途中、めちゃくちゃお腹が空いてきました。そう言えばあまり食べてなかった💧

シャリバテも怖いのでザックからオニギリを出して食べます🍙

こんな橋を渡ったりして…


12時7分、やまのこ村に到着。

ここに水場があるのですが、冷たくてめちゃくちゃ美味しい!!!!!!!

家から入れてきたナルゲンボトルの水(水道水ね💧)を捨てて、全部入れ替えてしまいました。ほんっっっっとに美味しいんだから!

私だけでなく、その場にいた方もグビグビ飲んでました。

はー、生き返ったー!!


一般車両はここまで入ることが出来ます。車の方はここまで来れば約1時間の林道歩きを短縮する事が出来ます。とは言え、相当な悪路ですよ。


やまのこ村から4、5分のところにある美濃戸山荘。

ここの水もね、すんごく美味しかったー!

え?さっき飲んだばかりじゃんって?

そうだけどさー、ホントに暑くて飲まずにはいられないって。

でもね、沢沿いに歩くこの道、水が近くにあるだけで清涼感がある。

その代わりアブもいるけど。水がキレイなところにはアブは付き物だそうです。

それでもだいぶ少なくなったとか。


行者小屋へ行く南沢の道、赤岳鉱泉へ行く北沢の道の分岐点に来ました。

このまま赤岳に登るなら南沢を行く方が早いです。

私は今夜の宿、赤岳鉱泉へ行くので北沢で。


この分岐を過ぎた辺りから、じわじわ勾配がキツくなってきた感じ。いや、さっきからなんとなくキツイなと思ってたんだけどね。

暑さもあるし…。

最初この計画をしたとき、初日は3時間くらいしか歩かないから〜、なんて思ってたんだけど…。

よくよく考えたら歩き出しの美濃戸口の標高1490m、今日のゴールの赤岳鉱泉の標高2220m、登り累計にすると800m位あるわけで…。

楽なハズないよ💦💦

しかもコレに気付いたの出発2日前(;^ω^)

コースタイム3時間程度とは言え暑い中で歩く事を考えたら、やっぱり早い時間からスタートした方が良いかも知れませんね。

そんな私の気持ちとは裏腹に、森はとっても美しい。

そして苔も。


そんなガッカリするなよ!って励まされた。


13時23分、堰堤広場に来ました。

ここはちょっとしたスペースもあり、何人かの方が休憩していました。

ここを過ぎると道はグッと登山道らしくなり、傾斜もよりついていきます。

こんな石がゴロゴロあったり…。


こんな橋があったり…。


ここ、トレランの人がめちゃくちゃ多い気がします。

もちろん普通の登山者もいるけど、すれ違う人や追い越して行く人、トレランの方が多い。ここを走ってるという事は、当然赤岳もトレランなんだよね。すごいな…。


歩き進めていくと、沢の色が段々と赤みを帯びてきます。鉄分を含んだ土壌なんでしょうかね。

それにしても暑くて暑くて、沢の中に飛び込みたい〜!

ここを沢登りしている方がいて、めちゃくちゃ楽しそうでしたよ。


なかなかにキツイ登り道、ところどころに可愛いお花が咲いていて、気を紛らわせてくれます。

トリカブトを見ると秋が近付いているのを感じます。


目線を上に移すと…

横岳の稜線。明日はあそこに立てるのかなぁ。


疲れと暑さで何度も立ち休憩💧

時折、気持ち良い風が木々の隙間を通り抜けます。

そろそろ着いてくれないかな💧

んもうクタクタだよ(´-﹏-`;)


おぉっ、あれはもしや…


14時42分、ようやく着いたぁ〜💦💦

づ、づがれだ…_| ̄|○


まずは宿泊の受付をします。宿泊料金10000円(2食付)を支払い、部屋に案内してもらいます。

今夜の部屋はくろゆり。私を含め、7人でこの部屋を使います。八ヶ岳の山小屋は北アルプスのように1枚の布団を2、3人で使用するような事はあまりない、と聞いていましたが、ハイシーズンでどうなんだろう?と少々不安でしたが…1人1枚でした。ホッ。


赤岳鉱泉は収容人数300人のかなり大きな山小屋。テント場にもたくさんのテントが張られて、とにかく人がたくさん!という印象でした。

そして鉱泉と名乗るだけあり、ここはお風呂に入れます。もちろん石鹸やシャンプーは使えませんが、汗だくになった身体を流せるのは有り難い!!

荷物を整理したら、兎にも角にもお風呂!!!

鉱泉なので沸かしてあるのですが、それが結構熱くて水を入れて浸かりました。

あぁ〜気持ちイィぃぃぃぃ…。


お風呂に入ったら睡魔が襲ってきて、ちょっとだけ…と思ったら夕食の時間に遅刻💧

慌てて食堂に行きました。

ここのウリは食事でもあるんですよね。

なんと、ステーキが食べられるのだー!

(ちょっとピンぼけになっちゃったけど…)

毎回ステーキというわけではないので、ステーキに当たるかどうかはタイミングですが…。

ここに着いて受付した時、受付の横に食事のメニューが書かれていて、ちゃーんとチェックしてたもんねー(≧∇≦)b

やったぁ😆


この夕食の時、同年代の男性2人組とテーブルが一緒になりました。

静岡から来られたそうです。そして私がここまで来る時に見かけた沢登りをしていた人達が、このお二人でした。

バリエーションルートを主に歩くそうで、「山酔会」という会を作って山を楽しんでいるそうです。

私の予定を聞かれたので、赤岳〜硫黄岳まで縦走して硫黄岳山荘に泊まり、その翌日は天狗岳まで行って夏沢鉱泉に降りて泊まる、と言うと、「八ヶ岳で3泊するなんて、山の楽しみ方を知っている中上級者だ」と言われました。

いや、違いますよ💧歩くの遅いだけなんで💧💧

(帰宅してから教えて頂いたブログを覗き、そこにあったアドレスにご挨拶のメールを送ったら、返信されたメールに“あなた達のような山ガール云々”とあり、あー、これ確実に勘違いしてるな😅私はソロで“達”ではないし、何より山ガールという年齢ではない。まぁ、一期一会のよくある話)


夕食後はのんびり小屋周りをお散歩したり、同室の方とお話したり。

カモシカがいないかなぁ…なんて歩いてみましたが、小屋周りは賑やか過ぎてさすがにここまでは来ませんよね😅


明日の不安が消えてなくなるわけではないけど…。

と言うより昨夜があまり眠れなかったのでめちゃくちゃ眠い💧

こういう時は寝るに限る🤟


という事で、7時過ぎにはおやすみなさい〜🌌


明日は…どうなるでしょうか?!


ドキドキの登山本番は続編でっ!



初日のログ&GPSです。

コースタイム比 1.1


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