お山歩日和

何となくで始めた山歩き、自分のための覚書。

八ヶ岳 試練と憧れ イザ!憧れの稜線 赤岳〜横岳〜硫黄岳編① 2019.08.11 〜14

8月12日(月)


出発前夜、あまり眠れていなかったので昨日は

7時過ぎには布団に潜り込みました。


赤岳鉱泉に来るまでの事はこちら

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早くに布団に入っても、何度か目が覚めてしまいます。トイレに行ったとき、窓の外を見ると星🌠がとてもキレイに見えました。

そう言えば同室の方が、星を見る為に夜中に外に出てみる、と言ってたっけ。

4時になると、もう完全に目が覚めてしまったので、周りの方を起こさないように気を付けながら身支度を始めました。


あぁ…緊張する…。

この緊張感、なんか以前も経験した事あるような…。

山をやる前に夢中になっていたダイビング、毎月3回は伊豆で潜り倒し、スキルアップに精を出していました。

ある日、行きつけのダイビングショップのイントラから「神子元に行こう!」と言われました。伊豆最南端にある無人島「神子元島(みこもとじま)」潮の流れが強く且つ複雑な為、上級者限定のダイビングポイントです。ここはダイブタイムが決まっているそうで、それを過ぎても浮上してこない場合は、捜索の船が出る決まりになっているそうで…。

一歩間違えば危険な海ですが、それでもここはものすごく素晴らしい海なんです。

外洋の為、黒潮がダイレクトに当たり、他とは比べ物にならないほど魚影が濃い。

そして1番のポイントは、黒潮にのってやって来るハンマーヘッドシャーク。“ハンマーリバー”と呼ばれるほどの群れが見られる事があるんです。それを見る為に海外からもダイバーが来るほど有名なポイントです。

そんな神子元に「そろそろ行ってもいい頃だよ」と言われ、神子元デビューをしたのですが…。前日から緊張、ボートに乗っても緊張(神子元に行くダイバーは“超”ベテランばかり)…。


その時の緊張ととても似ている、と思いました。


朝食は5時半から先着順なので、早めに食堂へ行くと既に長蛇の列😱

私も並ばなきゃ💦


ハードな1日に備え、しっかり食べます…と言いたいところですが…。

喉を通らない💧

ムリして食べようとすると、ウェッ💦って感じで(_ _;)

まぁ、行動食もあるしほどほどにして席を立ちました。

ちなみに朝食はこんな感じ。

やっぱりピンぼけ😅

平均的な山小屋の朝ごはん、って感じです。


さぁ、支度したら早く出発しよう!


6時10分、赤岳鉱泉を出発!


今日の予定は文三郎尾根で赤岳を登り、赤岳頂上から硫黄岳へ続く稜線を歩きます。


歩き始めてすぐ、ヘリポートが現れます。

救助隊のヘリポートだそうです。

30分ほど歩くと中山展望台への分岐、中山乗越に着きます。

中山展望台へは往復10分程度で行けるみたいですが、少しでも早く着きたいので今回はパス…。


6時40分、行者小屋に着きました。

ここでウェアの調整をしたり、行動食を口に入れます。

行者小屋に来たらカモシーTシャツが欲しいとずーっと思ってたんだけど…。

結局トイレだけお借りして出発しました。

それでもダラダラと15分位ここにいました😅

緊張してテキパキ出来ない自分(^.^;


7時5分、行者小屋を出てリ・スタート❢


この行者小屋から赤岳へ向かう登山道が、私が進む文三郎尾根と地蔵尾根とに分かれます。文三郎尾根の方が初心者に向く…との情報を得ていたので、選択の余地はございませんっ!


ふぅ、緊張する。いかん、笑いながら歩かねば😂

エルザちゃん、頑張るよー😆


ここに来る前に何度も先生に「私に出来ますかね?」と聞くと絶対に「行ける、大丈夫」と言ってくれた。「ビブラムソールを信じて、三点支持をしっかり、落ち着いて行けば大丈夫」

私は先生の言葉を信じて行きます!

今回の私のルート、先生にとっては「幾度となく歩いた、そしてもう見る事が出来ない景色」

私はその先生の気持ちもザックに入れて歩くよっ!

私が見るものを、私を通して先生にも見てもらいたい、そう思ってました。

だから行く!行くのだ!


行者小屋から10分ほど歩くと着く分岐。

阿弥陀岳へ行く道です。こちらを通っても中岳を経由して赤岳へ行く事が出来ます。

こちらは展望が良く、文三郎尾根に比べ傾斜が緩やか…との事で、こちらで行こうかとも思っていましたが、文三郎尾根で行くよりも3、40分時間がかかるそうなので止めました。


この分岐を過ぎると一気にキツくなります。赤岳は甘くないのだ😅

文三郎尾根は全道ほぼ階段!その階段には…

マムートのマンモスマーク!!

(コレ欲しい…)


登る登る登る登る登る登る登る登る〜!

まだまだ続くよマムート階段!


必死に登っていくと、それまで見上げていた山の稜線が、少しづつ目の高さに近くなってきます。

ギザギザの横岳。ブルッ(武者震い)

大同心が誇らしげに先を天に向けています。 

中岳(左)と阿弥陀岳(右)


振り返ると先ほどまでいた行者小屋が小さく見えました。蓼科山も頭を見せてますね。

その視線を上に上げてみると…

❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗

日本が誇るお山のスーパースター、北アルプス様❢

天を貫く槍ヶ岳から大キレット、穂高連峰がクッキリ見えました。この景色、ずっと見たいと思っていたけど、八ヶ岳に来る時はいつも見えなくて。

今日はこんなに素晴らしく見えて、早くも感激して涙腺ヤバイ😂

クリ♪さんはあのトンガリに立ったんだね。

クリ♪さーん、元気ーっ⁉

(そもそも日程が違うけど😆)

北アルプスにいるみなさんはこっち見えてますかー?


8時37分、文三郎尾根と中岳道が交わる分岐に着きました。この先は岩場となるのでストックはしまい、両手を完全フリーにします。

そしてエネルギーチャージ。


ここから見る阿弥陀岳へ続く稜線がたまらなくカッコイイ。

重なり合うと判りにくいのですが、奥のゴツゴツした高い山が阿弥陀岳、その手前の三角のちょっと低いのが中岳です。

こうして見ると中岳への道もなかなか急登。

この稜線が、んもーカッコ良すぎて同じアングルで何枚も撮っちゃった😅

ビロードのような緑と赤み帯びた筋のような道のコントラストがめちゃくちゃキレイで。


そして展望もスバラシイ!

多分、中央アルプス😅


えっと、南アルプス😁

詳しくは…エヘヘ(;^ω^)

でも多分、合ってるはず(^。^)


分岐からはザレてめちゃくちゃ滑りやすい道になります。斜度もあるので下山で歩く時は要注意⚠️


そして始まる岩場。

ここまで来たら後は前進するのみ!

挑戦するのは赤岳ではなく、自分への挑戦!

矢印の示す方向へ。浮石には気を付けながら登ります。鎖の位置が高いのは積雪期に雪に埋もれない為みたい。

手掛かり足掛かり足場はしっかりあり、鎖を使わずとも登れます。

来る前はビビってたけど、思っていたよりも登りやすい。

下山してくる人もいるので、お互い譲り合いながら通過します。

ヒーヒー言いながら登っていると「もう少しですよ!頑張って!」


岩の間に小さな可愛い応援団🌼


あ!あれはネットで見たやつだ!

…という事は…。


小さなハシゴを登って

9時15分、赤岳登頂です❗❗❗

赤岳 標高2899m

願いがひとつ、叶いました。


赤岳鉱泉から休憩込で3時間5分で着きました。コースタイムは休憩無しで2時間35分なので、まぁヨシとしよう😅自分の決めた赤岳までの最終リミットタイムは10時だったので、それよりも早く着けたし。


祝福してくれてるかのように、富士山の姿も見えます。

感激で胸がいっぱい。

先生〜!赤岳のてっぺんに立ちましたー😆😆!


今日のゴールはまだ先ですが、八ヶ岳の最高峰からの眺めを目に焼き付けます。

県界尾根(左)と真教寺尾根(右)どちらも上級者向けのルートです。


山頂にある赤嶽神社。赤岳は南峰と北峰とあり、一等三角点と神社があるのは南峰です。

ここまで無事に来られたお礼をします。


赤岳鉱泉、行者小屋が見えました。

あそこから歩いて来たんだ〜!

自分、頑張ったって言ってイイよねー(≧∇≦)b


これから進む縦走路と北峰てっぺんに建つ頂上山荘。


南峰と北峰の間は痩せ尾根を通過します。

ちょっとヒヤッとするかな。でも幅は十分ありますよ。まぁ、転んだり躓いたりしたらマズイことになっちゃうかもだけど。


振り返って南峰を見ると、続々と人が登って来ています。

山頂は狭いので休憩には不向き。

赤岳天望荘まで降りようと思います。


そしてこの先の縦走路は…

「八ヶ岳 試練と憧れ イザ!憧れの稜線 赤岳〜横岳〜硫黄岳②」で!

(長くなりそうなので分けます😅)



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