御嶽山&雨引山　お待たせ！Ｉ子の山デビュー　2020.07.11

2020/07/13 23:13

一歩の積み重ねで完歩。

「山に登ってみたいの」

その想いが心の底にありながらも「でも無理…」と封じ込めていた日々。

何かをやろう、始めてみようと思った時がやり時、って言うけどさ、やっぱり躊躇しちゃうよね。
きっかけになるものはその辺にたくさん転がっていると思うけど、
それに気付く事はそうそうあるもんじゃない。
気付けばラッキー、くらいで。

気付いたら次はちょっとの勇気。
これがなかなか大変かも？
やってる人から見たら「大したことない」事なんだけどね。
躊躇している人にして見たら多分、スカイツリーと東京タワーにロープ渡して綱渡りするレベルだよねー(ʘᗩʘ’)

という事で、高校時代の同級生Ｉ子はずっと悶々とした日々を過ごしてました。
2年前、ン十年ぶりのクラス会で再会しお互いの近況報告をする中で、私が山に登っていると言うと食いついてきました。
が、何かを始めてみようとする時に一度はかかるであろう「デモデモダッテ病」にかかっていたＩ子、やってみたら？の問いにも「でも…」

まぁ、何もわかんないんだもん。仕方ないよね。
本人の気持ちが膨らめば自ずと動くはずだから。

そして昨年末、かなり本気度の高いLINEが届き、そこから神保町のさかいやお買い物ツアーとなりました。

装備も揃い、4月に花が咲き乱れる筑波山にハイキング！と決まっていた矢先に新型コロナで緊急事態宣言。
こりゃしばらくお預けだね…。

6月に入り徐々に県を跨ぐ移動が出来るようになってきたので、

「そろそろ山デビューしてみる？」

「やる😤❗」

前回歩いた御嶽山〜雨引観音はそれほど距離も難所もないし、何よりアジサイ池をどうしても見たいと思っていたのでそのコースで決まりました☺️
但し、今回はりんりんロード歩きはパスして雨引観音からはバスに乗る計画で。
Ｉ子がどれくらい歩けるのかが分からなかったので、とりあえず最初はゆるいコースで、最後にアジサイを見て楽しめる(と思う)プランにしました。
この季節なのでお天気が不安なのは当り前、「台風レベルでない限り雨天決行ね！」
とお互いの都合が合う7月11日、記念すべきデビューdayとなりました。

当日、7時9分着のつくばエクスプレスで来るＩ子を迎えに、つくば駅へ向かいます。
駐車場に着くと既にＩ子がいる。
「へっ?!もう着いてる?!」
1本早い電車で来てしまったそうだ。
やだ、LINEも来てたんじゃん💧
ごめん💦コンパスに登山届出してたりして気付かなかった💦💦💦

途中コンビニに寄り、岩瀬駅前のりんりんロード岩瀬休憩所の駐車場に車を停めて、いよいよＩ子の山ライフの始まりです。

8時23分　岩瀬駅出発。

これは前回の画像です。エヘヘ😆

駅から10分ちょっと歩いて御嶽山登山口。

Ｉ子頑張れー😊！
この日の為に靴、レインウェアはもちろん、ウェアも小物も揃えましたー！
ザックとサコッシュはN先生からのお下がりです。

アタシもＩ子が楽しめるように頑張るねー。

気合いのストレッチ😤😤

のんびり行きましょう👣
小さな歩幅でゆっくりね、すれ違いで待つ時は山側に立ってね。

歩き始めてほどなくして、「Ｉ子、大丈夫？キツくない？」と聞くと

「大丈夫〜✌️」

というか、なんか全然息が上がっている様子が無いんです。
というか、全然余裕。
なんかね、私の方が息が上がっているんです😓
色々説明しながら歩いているので、そのせいだという事にしてくださいッ！！

そして御嶽神社。

御嶽神社の裏手にあずま屋があり、そこからは笠間方面の展望があるのですが、標高231mしかない御嶽山から見る景色でもＩ子にとってはとても新鮮なもののようです。

前回ここを歩いた時、御嶽山の山頂がわからずに通り過ぎてしまったので、今回は神社からはGPSをガン見…。

が、

やっぱり分かりませんでしたー！
色々な人のブログやレコでも分からなかった、というのを目にしていたので、山頂は多分神社なんじゃないかと結論づけました😆
まぁいい。別にピークハンターってわけじゃないしねー。

御嶽山と雨引山の鞍部。

ここ、好き、なんか好き。

そして気付きました。
案内役するとあんまり写真撮ってない💧
今にしてみたら、Ｉ子の記念すべきデビューなんだからもっと撮ってあげれば良かった💧反省＿|￣|○

ここから標高409mの雨引山へ向けて、少しづつ標高を上げていきます。

滑りやすい階段を登ったり降りたりを繰り返し、いきなり後ろで
「ぎゃあ」
Ｉ子、記念すべき山での初滑り&初尻餅。

東京在住のＩ子にとって五感に訴える山の空気感。

今まで無かった空気感が体中の細胞に染み込んでいる。

そして私も気付いた。
Ｉ子は意外と虫が好きらしい🐞
「かわいい〜💕」ってしゃがみ込むから、何？と思ったら、ちっちゃい虫に反応していた。
へぇ〜、そうなんだ。
虫が好きって、なんか思い出す人がいるな🤔

雨引山へ続く階段。

段々とガスが出て来ました。

里山とは言え山から山を繋いで歩く縦走、それをＩ子に実感して欲しくて

「左右を見て地面が自分より低かったら、尾根を歩いているって事だよ」

ただ歩いているだけでは分からない、俯瞰して見たら自分がどこにいるのか、それを想像したら「うわぁ🤗」って思うよね。

10時32分　雨引山。

麓からは雲に隠れていた場所。
今ね、その雲の中にいるんだよ。
白い景色だけじゃない、Ｉ子だけに見えてる何かがあるんだろうな。

調子よく歩いてきたので、ここのあずま屋でコーヒータイムにします。

お天気は良くないだろうからのんびり休憩は出来ないと思い、バーナーは持ってきませんでした。でもちょっと休憩くらいは出来るかな？と水筒に氷水を入れてきたので、アイスコーヒーを。

おやつは駄菓子〜

30分ほどのんびりして、雨引観音へ向けて歩きます。

ガスが更に濃くなってきました。

雨もポツポツ降り出してきましたが、樹林帯なのでレインは着なくても大丈夫なレベル。

見上げるとちょっと明るい気もするんだけどねー。

雨引山から雨引観音への道は泥濘がひどく滑りやすいところがあります。
滑らないように慎重に歩きながら、
「この靴買って良かった！」とＩ子。
登山を始めるにあたって、Ｉ子自身は軽いハイキングから…というつもりでいたようです。
なので登山靴というよりも、ウォーキングシューズレベルのハイキングシューズ(😅)を想定していたみたい。
神保町のさかいやに行き、私達の担任の先生であり私の山の師匠であるN先生が
「小屋泊を想定して買え」
と半ば強引に、そして勝手に（笑）店員さんに“小屋泊出来る登山靴”と言って出してもらったという🤣🤣
そうだよ、スキルの不足はギアで補えばいいのだ😤

そんな事を話しながら雨引観音に着きました。

11時36分　雨引観音。