お山歩日和

何となくで始めた山歩き、自分のための覚書。

八ヶ岳 心に残るデビュー 本沢温泉&下山編 2018.09.08 〜10

夏沢峠でおやつ休憩したら、あとは今日のお宿、本沢温泉まで下ります。先生とKちゃんは15時位に到着、って言ってたけど、どっちが早く着くかな?

最初はちょっと急な下り坂、すっかり樹林帯の道です。ここがちょっと荒れています。直前の台風の影響でしょうか。倒木が何本もありました。


完全に塞いでいた場所もあり、谷側の傾斜がゆるく回避出来るスペースもあったので良かったけど。

手榴弾みたいな実がついてる( ´∀`)


この時は多少、跨いだりくぐったりして通れましたが、この後に直撃した台風は八ヶ岳に甚大な被害をもたらしたそうですね。日頃整備に尽力されている方々に、感謝の気持ちを持って歩かせて頂かなければ。


もうボッキリ折れています。


小さな小さな秋発見!

と思ったら…

ええっ!なんで今咲いてるの?!

まさかのイワカガミ。


しばらくするとちょっと開けた場所に出て、段々と硫黄の匂いがしてきました。

右に川が流れています。この辺りに本沢温泉の日本一標高の高い野天風呂があるらしいのですが…見逃してしまいました。

さっきまで歩いていた硫黄岳も見えます。


しばらく歩くと、本沢温泉の建物が見えてきました。14時15分、お宿に到着です。

ちょうど同じ時間に着いたお客さんもいるみたい…

って、アレ?

あれれ??

やだー!先生とKちゃんじゃない!まさかの同時到着!なんてミラクル!

Kちゃん!先生!と叫びながら走っていくと、2人もビックリ顔。

すっごい偶然、こんなのってある?!

お互いビックリしながら、先ずは受付済ませようと、中に入ります。

あ、心配してたKちゃん、きちんと登山仕様のスタイルで来てました(*^_^*)

そしてこの次は私も上まで登る!!と言っていました😄


本沢温泉。シブい趣のある宿です。冬は2階まで雪が積もるそうです。 

先生が予約してくれたのは新館の個室。旅館?!と思うほどキレイな部屋でした。

部屋からも見える硫黄岳、昼間はあそこを歩いてたんだぁ〜! そう言ったら先生が「良くやったよ、すごいよ」

褒められた〜(*´ω`*)

歩いた稜線を眺めながら過ごす時間、こういうのがたまんないよね。

部屋に着くと先生は早速酒盛り。そういう事には準備万端の先生です。ザックの中から出てくる出てくる、ツマミやなんやら。Kちゃんも山小屋は高いけど今日は特別、って生ビールを買ってました。私はアルコールダメなのでコケモモジュース。


こういうところに来ると、いつもより時計の針は遅く進むみたい?「まだこんな時間?!」

食事の前にお風呂に入ろう、と、高校時代は予想もしていなかった恩師と友達と山の中のいで湯に浸かる。

ここのお風呂は野天風呂が有名ですが、内湯と宿の目の前にも離れの内湯があります。離れの内湯は冬期のみ?らしいです。脱衣所も壁も塀もない野天風呂に入る勇気は無いので、内湯に入りました。硫黄泉ですが茶褐色のお湯なので鉄分が含まれてるのでしょうか。

浸かった瞬間に「ゔ〜」と唸ります。ちょっと熱めなので窓を開けとくとちょうど良い。

掛け流しで絶えず新鮮な温泉が注がれて、本当に良いお湯です。温泉が好きで今まで色々行きましたが、ここのお湯はかなりのレベル。山小屋ですからもちろんシャンプー、石けんはNGです。

フタ外すの忘れちゃったけど、内湯の様子です。カモシカが覗きに来たりするみたい(^^)


温泉のおかげでサッパリしたら、夕食までちょっと外に出てみよう。

日が傾き始めると気温も一気に下がってきます。でも温泉のおかげでポカポカ。

先生です。全身ノースフェイス。カッコイイよね。もともとスタイルもとても良いので、メッチャ似合います。

夕食時の画像は撮り忘れたのですが、食事は山小屋でよくある感じ。お味噌汁はテーブル毎に大鍋で置いてあり、各自よそうシステム。

この山小屋、お酒好きにはたまらないところかも。食堂にすごい数の日本酒の瓶が並べてありました。私の地元のお酒もあってビックリ。先生はここに来ると必ずにごり酒を頂くそうです。お隣のテーブルのグループの方が「それ、美味しいんですか?」と聞いてきて、ここに来たら絶対飲まなきゃダメ!っておすすめしてました。

私達の関係をお話すると、「教師冥利に尽きますね」

いや、違います。生徒冥利ですよ(笑)

ホントにね、先生の生徒で良かった。

16歳、17歳の時、10歳上の先生はめちゃくちゃ大人でした。あれから30年以上経ち、大人同士での対話が出来るまでになったけど、やっぱり違う。あの頃のままだ。先生の前では私は大人になれないのかも知れない。


ひとつの部屋に布団を3つ敷いて、一緒に寝る、なんとも奇妙で、嬉しい時間。


朝が来ました。木々の向こうから日が昇ります。

私が朝風呂に入ってる間に、先生とKちゃんは野天風呂を見に行ってたそうです。

朝食を取り身支度をしたら出発します。

下山は稲子湯へ下りて、そこから小海駅までのバスに乗る予定。

貴重な時間を過ごせました。7時前にお宿を出発です。

「登りは20分だけだから」と、さすが熟知してる先生。


八ヶ岳は本当に水が豊富ですね。

やっぱり乱れないペース。ひとりで歩く時はなかなかペースが安定しなくてヘロヘロになるけど、先生のペースはそういうのがないんだよね。私もこんなふうに歩けるようにならないと。

ここの道もすごいよ。

この時、森の中を動物の鳴き声が響き渡りました。最初は鳥?と思ったけど、鳥とは違うみたい、四足動物っぽいよね、カモシカじゃない??と周囲を見回して見たけど、見つけられませんでした。どこかにいたのかな?会いたかったなぁ。

ちょっと開けた場所で1本立てます。八ヶ岳、苔も豊富だけど、キノコもたくさんありました。ここも周りはキノコだらけ。

クリンソウの群落だそうです。年々増えているとか。咲いてる時に見たいですね。

8時半、中山峠とみどり池への分岐まで来ました。次の休憩ポイント、みどり池までもう少し。もう少し頑張って歩いたら…

9時、みどり池のほとりに建つしらびそ小屋に到着です。先日の台風の影響でしょうか、みどり池がかなり増水していて、本来あるはずの道が水の中でした。


しらびそ小屋でコーヒーブレイクします。

コケモモのジャムがついたクラッカーが添えられています。豆から挽いて淹れて下さいます。

古びた小屋の内部、なんかほっこりします。窓の外には鳥やリスが遊びに来るのよ。

この山小屋も泊まりに来たいのよねー。密かに計画中。ここの厚切りトーストの朝食が絶対に食べたいのだ!!

ここにもタマゴボーロ(笑)


コーヒーを飲み終えたら稲子湯へ向かいましょう。

9時55分、こまどり沢を通過します。この看板も良く本で見るよね。可愛い😊

なんとなく1時間過ぎたら…

11時、稲子湯に着きました。ここでお風呂を頂きます。ここは天然のサイダー?というような、シュワシュワの温泉。

源泉温度が低いので沸かしているそうですが…その温度がめちゃくちゃ熱いの!

湯舟に沈むまで、だいぶ時間がかかる(^.^;

ここのお宿、映画の撮影で使われたりしたそうです。「岳」のキャストの写真がありました。ここも趣のあるお宿、泊まってのんびりしたい感じ。


ここで先生がタクシーを呼んだので、小海駅まではタクシーで向かいます。この時のドライバー、先生が現役バリバリで八ヶ岳に通いまくってた時にお世話になってたドライバーだとか。なんだかもう、ホントにすごいねぇ。


小海駅に着いた途端に雨が降り始めました。私達が下山するまで待っててくれたかのよう。

小海駅近くの食堂で昼食を取り、小海線、新幹線と乗り継いで東京に戻ってきました。

朝はまだ山の中にいた事が、もう遠い昔の様な変な感覚。歩いている時の時間はゆっくり流れているけれど、乗り物に乗ってるとスピードに比例して時間も早く流れていくような、そんな感覚。


「私が八ヶ岳を好きなわけが分かるでしょう?」

うん。すごく分かる。何がどうとか、うまく言えないけどすごく分かる。

だって私も大好きだから。

憧れていた八ヶ岳、一人でも行こうと思っていたけど、一緒に行けた貴重な時間は私の宝物。

この時の写真をフォトブックにして先生とKちゃんにプレゼントしました。一緒に行ってくれたことが嬉しかったから。


あとひとつ、先生の話を聞いてると、もっと気楽に考えて登ってもいいのかな、なんて思いました。私はどちらかと言うといい加減なテキトー人間なのですが、ヘンに頑なというか、こうしなきゃ!!みたいなところがあるんです。もちろんベースとなるものはきちんとなきゃいけないとは思うけど、もう少し肩の力を抜いても良いのかな…と。


そしてすっかり八ヶ岳に魅了された私は、翌月も小屋泊で八ヶ岳を満喫しました。また今年も訪れるつもりです。


この山行のログ&GPSです。


長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。

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