暇なので 過去の山旅 北八ヶ岳編 その②
簡単な山などないのだ😑
@北横岳
雨池からのんびり歩いて双子池に着きました。
ここまでの記事はこちら👇👇👇👇👇👇
双子池のひとつ、雄池。
キレイ〜✨
雄池は飲用水にも使用されている為、水質を保つ為に池の畔で飲食は出来ません。
池に近付くのにも手前でザック等は置いていく様、注意書きがありました。
こちらはもう一つの雌池。
雌池の畔にはキャンプ場があります。
今日のお宿、双子池ヒュッテにチェックインしようと思いましたが、まだ時間が早いのでザックだけ置かせてもらい、散策に出掛けました。
ヒュッテ裏の登山道を登ります。
登っている時にすぐ側を「ブィーン」と聞こえて、スズメバチ😱❓❗とビビりましたが、ドローンでした…。
ドローンの音、初めて聞いた…😳
映像はすごいなーと思うけど、あの音はちょっと…💧
正直、山で聞きたくないな、と思いました。
ドローンの音にビビりつつも双子山到着。
気付いたら今回の山旅で、初めての山頂です😆
ドローンの持ち主が大騒ぎで撮影してました。
すぐ近くの蓼科山と、間は中央アルプスかな??
双子山はとても広々とした山頂、そして展望が素晴らしいっ!!
山座同定はこの頃も今でもイマイチで、特徴的な荒船山と浅間山が分かったくらい。とにかく素晴らしい展望でした。
風が強くてビュービューですが、最高の展望、お天気なのでしばし座ってのんびりとコーヒー☕ブレイクしました。
この双子山、公共交通機関を利用する場合はアクセスが良くないし、八ヶ岳に於いては目立たない存在ですけど、なかなか侮れないですよ!
マイカーなら日帰りコースだけど、小屋泊やテント泊で山にどっぷり浸かって、ゆるゆるするのも良いんじゃないですかね。
地球🌏って、まるーい!!
山頂満喫して、来た道を戻ります。
ここもカラマツに囲まれる道。
双子池ヒュッテに戻ってきました。チェックインします。
この手ぬぐい、可愛いよね(ʃƪ^3^)
もちろん購入しました。
Tシャツも可愛くて欲しかったけど、小屋締め直前という時期で小さいサイズが無く諦めました。
チェックインを済ませ、部屋に案内してもらいます。大部屋にはまだ誰も居ない…今日も私ひとり?!と思ったら、あと一人来る予定だそうです。
荷物を整理してお布団敷いて、談話室へ行きます。
コーヒーをお願いしました。
挽きたてのコーヒー☕「ちょっと酸っぱいかも」と言われたけど、酸味のあるコーヒー好きなので問題ナシ。
ストーブが入ってポカポカ居心地の良い談話室、ウトウトしてしまいそうです。
寝入ってしまいそうなので、ちょっとお散歩することにします。
部屋に上着を取りに戻ると、寝ている方がいました。
今夜のもうひとりのお客さんですね。
池の畔でボ〜っとしていると小屋番さんが近付いて「刻一刻と変わるでしょう」
ホント、その通り。山の中に佇む静かな池なんだけど、表情豊かでいつまでもいつまでもずっと見ていられる。
こういう時間、ホントにホントに好き。
しばらくすると夕食になり、食堂に向かいました。
カレー皿を渡されご飯を「食べられる分だけよそって下さいね」と言われ、「フンフン、今日はカレーなのか」と思ってよそったんですよね…。
そしたら…カレーの他にハンバーグもあるじゃないの!!
ハンバーグカレーとか、そういうのじゃないから!!
小屋締め寸前で備蓄食料の消費もあるんでしょうが、
ひぇ~😱なボリュームでございます。
でも味も美味しゅうございますよ🤗
「完食しましたぁ〜!」とお皿を返すと、
「おぉっ!ありがとうございます😄!」
前日の麦草ヒュッテといい今日の双子池ヒュッテといい、
食事がハズレ無し👍
そしてこの双子池ヒュッテが良いな…と思ったのは、ここの食堂から双子池が見えるんですが、そこへ歩いて行く人の姿も良く見えるんですね。
夕食時、外を歩いている人がいて、ここの宿泊予定客では無さそうです。
普通で考えたら遅すぎる時間。
「ちょっとヤバイよなぁ」と言いながら、
スタッフの方が外に出て話し掛けていました。
この時以外にも同じような光景を何度か見たので、気になるハイカーには声を掛けて事故に繋がらないよう、未然に防いでいるんでしょうね。
登山道の整備だけでなく、こうした気遣いのおかげで私のようなヘタレでも山を歩けるんですね。
夕食後、星が見えるかな?と外に出ましたが、ガスがかかり薄っすらしか見えませんでした😩
よく晴れて新月の夜は、星が池に映し出されるそうで、それをちょっと楽しみにしてたんですけどねー。次の楽しみとしておきますか😊
ええと、なぜ夕食とか室内の画像が無いのかと思われてるでしょうが…
ハイハイ、撮ってません(≧▽≦)
ごめんねごめんね~
10月29日
おはようございます\(^o^)/
朝起きて直ぐに外に出てみた。
晴れてはいるけど微妙な空模様。
ひんやりした空気。
風が池を撫でて風紋を作り、龍のようにしなやかに形を変えています。
一瞬でその姿を変えるので目が離せない。
朝食を済ませて荷物をまとめ、ヒュッテをあとにします。
お世話になりましたー!!
小屋番さんも居心地も最高です。
この山旅で泊まった2件の山小屋、どちらもホントに当たり🎯!でした。
双子池キャンプ場を通り過ぎます。
池が目の前の絶好なロケーション。こんなところで朝を迎えたら気持ち良いですね〜。
但しトイレ🚻が微妙そう…😅
ここからまずは亀甲池を目指します。
この道がね、凄かったの。苔がね。
とにかく凄かった。だけどここに来るまで死ぬほど苔を撮りまくっていたし、今日は北横岳を越えて帰るからここで時間を食っちゃいけないな…と、殆ど撮りませんでした😓
苔に圧倒されつつ、亀甲池。
かなり冷え込んだようで、池の水に氷が張っています。朝、起きた時は陽が射していましたが、すっかり雲に覆われてしまいました。
亀甲池を過ぎると、北横岳への登りになります。
一気に急登💦💦
のけ反るような急な斜面、必死によじ登ります。ここに来るまではゆるーい傾斜か平坦な道ばかりだったので、最後の最後でいきなりの試練🤣🤣
腱鞘炎で緩い計画にしたはずなのに、ここでは手を使って登ったりと、変更した意味ある?!と自分にツッコミ入れながら登ってました。
それから昨日もそうでしたが、今回歩いたルートは人と出会う事が殆どなく、ほぼほぼ一人。こういう時、ルート上で見付けるピンクリボンの存在がものすごく有り難かったです。
日の当たらない北側斜面、つららもありました。
そしてこの場所、つららが付く大岩を巻くように道があるのですが、そこは丸太を組んだ橋のような道、片側は崖で…。
前日、嫌と言うほど木道で尻もちをついた私は、この道を通るのが怖くてしばらく躊躇していました。
急登はずっと続きます。
小さな目標物を見付けてあそこまで行ったら立ち止まろう、そんな事を繰り返しながら歩きました。
標高を上げていくと、少しずつ頭上が開けてきて風の音が強くなってきます。
大きな石がゴロゴロする道からザレた石くずの道なり、稜線に近付きました。
北横岳、北峰到着!
ふぅー、北横岳、最初のピーク着いた〜!
風がビュービューです。
次は南峰へ行きますよー。
あ、近付いてきた!
…と思ったら…
ありえない爆風!!
頂上まで進んだ途端、北峰以上に強い風が吹き抜けて、身体が持って行かれそうになりました。
怖い…怖い…!!
どうにか山頂標識まで辿り着いたものの、初めて体感する風の強さに立ち上がる事が出来ません。
しゃがんでいても飛ばされそうで、標識にしがみついていました。
本当に本当に怖かった。
この時を超える強風は、未だ経験したことがありません。それくらい怖かった。
北横岳は初心者向けのイメージがある山ですが、北横岳から亀甲池への急斜面やこの日の強風などを考えると、初心者向けだろうが“簡単な山はない”と思った瞬間でした。
進む道が見えてるのに…行けない…。
風が弱まった瞬間をついて、這うように逃げ込みました。
…生きてて良かった😫←マジで
山頂を抜けてハイマツの道に入ると、それまでの風が嘘のように静まりました。
あぁ…ホントにコワかった…💧💧
ちょっと放心状態で歩き、七ツ池に寄り道。
これで池コンプリートかな😁?
ようやく苔を愛でる余裕が😅
下り始めると坪庭の向こうに縞枯山。
花の季節は過ぎてしまったけど、名残がありました。これから季節は冬ですね。
あそこから歩いてきたのかな??
自分、頑張った、と褒めてあげよう。
ロープウェイ駅に着きました。
2泊3日のソロ山旅、無事に終われたー!!
ここからロープウェイで下ります。
駅で確認すると、今日の気温は4℃だったみたい。
ロープウェイから見る麓は、まだまだ紅葉が見られそうですね。
この後、バスに乗り茅野駅へ向かいました。
バスに乗ると同じ日に双子池ヒュッテに泊まっていたソロ男性と偶然再会し、お話しながら茅野駅まで。
「茅野に住みたいですね」なんて話してました。ホントにねー😆マジ住みたい(つ≧▽≦)つ
茅野駅に着いたら駅近くのビジネスホテルで入浴したり、お蕎麦屋さんで食事をしたりして、あずさに乗って帰ります。
山の中では氷が張っていたりつららがあったり、冬を感じさせる日でしたが、下界に戻ると嘘のようなポカポカ陽気。
あずさに乗り込み茅野を出発してほどなくすると、八ヶ岳が見えました。
最後に姿を見せてくれた八ヶ岳、初めての2泊3日のひとり山旅を終えて、
八ヶ岳に“頑張ったね。またおいでね😊”と言われた気がしました。
コース的には難しいわけでもキツイわけでも、どちらかと言うとゆるーいゆるーい計画なんですが、経験の少ない私にとっては色々とドキドキなんですよ😅
自分がどれ位で歩けるのか、どのように計画すれば大丈夫なのか、そういう指標も良く分からない時期だったので、かなり余裕を持たせた計画しか立てられませんでした。それでも常に不安はあったので内容はどうであれ、やり切った達成感は何物にも代え難いものがありました。
大好きな八ヶ岳、更に大好きになった山旅でした☺️
お付き合い頂き、ありがとうございました。
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