筑波山 ツウ好みの裏とアケボノソウ 2019.10.27
東筑波ハイキングコース、めっちゃ面白いじゃん!
ヤマレコで山野草をとても可愛く撮っているユーザーさん、カメラも腕も良いんだと思いますが、本当に可愛いショットばかりで勝手にフォローさせて頂いています。
その方のレコでアケボノソウがあって、この可愛い花を見てみたくて、筑波山の東筑波ハイキングコースを歩きに行きました。
白雲橋コース入口からスタートし、分岐を迎場コースに入りつつじヶ丘から東筑波ハイキングコース、キャンプ場まで行きます(ここまでが青い線)キャンプ場から登り返して御幸ヶ原まで(赤い線)その先はどうしようかなー。
いつもの駐車場に車を停めて、8時スタート。
駐車場から20分くらい歩いて分岐にきました。ここは右へ。
今日は植樹祭があるようで、大勢の方が集まっていました。きのこ狩りをしている方もずいぶん見かけましたね(採ってもいいの??)
迎場コースはなだらかな道です。ほぼ完全舗装。山装備じゃなくても歩けそう。
…っと、渡渉です。沢の音がめちゃくちゃ近いと思ったけど、こんなところもあったのね。
万葉集にも詠まれている筑波山、迎場コースはこのような歌碑がいくつもあります。
ミズヒキ
サラシナショウマ
これは何??
ノーマークだった迎場コース、なかなか気持ち良い道ですよ。
そんな感じで歩いていくと…
昭和な雰囲気プンプンのつつじヶ丘に到着。ここまで車で来られるんですけどね、今日は歩きたかったので。ここからおたつ石コースで女体山を目指すことも出来ます。
つつじヶ丘の立体駐車場の脇を抜け、東筑波ハイキングコースへ入ります。標識が見当たらないので、歩く人は少なそうです。
すぐに林道(一般車両は🆖)になります。私以外、誰もいない。あ、熊鈴忘れた。イノシシ出たらどうしよう😱
大きめの独り言しながら歩く👣
あー!いたぁ!
会いたかったアケボノソウ。
可愛い〜!花弁の先の水玉模様がたまんない💞
花弁が4枚の子、5枚の子、どっちがスタンダードなんだろ?
でも可愛いからそんなのどっちでもいいや。
ヤマレコユーザーさんの画像見てると大きく感じるけど、想像よりずっと小さかった。
夢中になっていたら...ひっつき虫だらけ。
なんて事ない林道は、色々なお花がひっそりと咲いています。
やがて林道は終わり、山道に突入。
入って直ぐに渡渉、この道は渡渉、渡渉そして渡渉!
やだ、なにこれ、ここすごく面白い!
しっとり苔むした森の感じも気持ちいいし、繰り返す渡渉も面白いし、筑波山、こんなところがあったんだ!
東筑波ハイキングコース、めちゃくちゃお気に入りに決定❗
このところの台風や大雨で、いつもより水量が多かったのかもしれません。
渡渉の回数を最初はカウントしていたけど、4回目から止めました。
また、かなり落ち葉もあって踏み跡がわかりにくい場所もあったり、標識も少なかったりするので、ここを行く時は地図とコンパス、GPSは準備してね。
オオナルコユリが実をつけてます。来年も可愛く咲いてね。
山道が終わり、再び林道。
ここからキャンプ場に行くのには、シブイ道標に従い真壁方面へ進みます。
ここで一組のご夫婦とすれ違いました。「水、増えてました?」と聞かれて、このご夫婦はつつじヶ丘へと行くそうです。
お気を付けて楽しんで下さい〜!
キャンプ場までの林道、周りの木々もキレイで清々しい気持ち良さ。
色付いている葉っぱもちらほら。
道の片隅にひっそり咲いてるゲンノショウコ。山歩きしなかったら、絶対に素通りしてたと思う。
おーっと❢❢
道路が陥没❗私が歩いてきた方角からは見付けやすかったけど、逆だったら気付きにくいかも。思ってる以上に山は水を含んでいるようです。
小さなかわい子ちゃん達を楽しみながら…
キャンプ場に着きました。
ここからは筑波山系のきのこ山や足尾山などの眺めがあるのですが、今日は真っ白!
この先、テント場のあるところでおにぎり🍙休憩したら、御幸ヶ原まで登り返します。
ここはいつも下りでしか歩いたことなかったな、そう言えば。
こんなお天気の日は苔がイキイキ。
ここの森も木々がとてもキレイなんです。表筑波は岩場や急登でガッツリ登ったぜ感がありますが、裏筑波は反して優しい雰囲気。自然の豊かさを感じるのも裏筑波。
今年は雨が多いせいかなぁ?キノコ🍄の育ちがめちゃくちゃ良い気がする。
登るに連れガスが…
御幸ヶ原に着いたら真っ白!
女体山も男体山も、真っ白なガスに巻かれその頂きをあらわすことはありませんでした。
こんな天気にも関わらず、御幸ヶ原には人がいっぱい!
朝に見かけた植樹祭の団体さんらしき方々、どこかのボーイスカウトの子供たち、一般観光客、ハイカー、とにかく人だらけ。
ここでコーヒー淹れておやつ休憩、そしたら下山です。
台風19号後、御幸ヶ原コースは倒木のために通行止めと言うハナシ、一応見てみるとやはり通行止めでした。
噂によれば通行出来るレベルの倒木で、実際にそこを歩いて登っている人もいたけれど、もし何かあったら責任取れないのでこちらを歩くのは止めました。
…という事は渋滞覚悟で女体山を経て下山しなければなりません。
御幸ヶ原コースは人が多くてもひどい渋滞はありませんが、女体山からの白雲橋コースは山頂直下は岩場ですれ違い出来ないのでめちゃくちゃ渋滞します。ここはまだマシな方。
先を見ると登りの人達がずらーーーっと、終わりが見えないほどに並んでやってきます💦💦
時々、数珠つなぎの人の列が途切れた瞬間に降りたり、こちらがずっと待っているのを見た人が譲ってくれたりして少しづつ進みます。
譲り合い渋滞で待っている時、登りの男性ハイカーが滑って転んだようです。見ると「テン泊?!」と思う位の大きなザック。別の人がザックを持ち上げて立ち上がるのを手助けしていました。そして何歩も歩かないうちにまた滑って転倒…。私の目の前でも転倒…。
筑波山でテン泊装備で歩荷トレーニングしている方々を見掛けることは多々ありますが…。この方、足元がローカットのシューズで、それだけ重いザックを背負っているのにそんなに軽い靴?!と、ちょっと疑問に思ってしまいました。
私の目の前で何度も滑っていて、この先もまだまだ岩場は続くのに…。
すれ違う時に「こんなに滑るとは思わなかった」と言っていましたが…。
筑波山の岩場はめちゃくちゃ滑りますよ!
結構ハイレベルに滑りますよ!
世界中の滑る岩を集めたのが筑波山ですよ!
(諸説あります←うそです)
混むのもわかってるし、めちゃくちゃ滑る岩場の下りが怖いから、こっちから下山するの嫌なんですよね。今日は仕方ないけど。
ここを避けるためにまたキャンプ場に降りて東筑波コースに戻ろうかと真剣に思ったもん。
ようやく渋滞を抜けてホッ。
筑波山の奇岩のひとつ、弁慶の七戻りをくぐるー!
この先の弁慶茶屋跡の分岐から、おたつ岩コースでつつじヶ丘へ向かいます。
途中、泥濘んだ道で足首ほどまで埋まる…。ぐちゃぐちゃ💦
おたつ岩コースは木々が低いので、ちょっと高山チック。
トコトコ歩いて、つつじヶ丘の駐車場が見えてきましたー!
ここからは朝に歩いた迎場コースで戻ります。
そして白雲橋コース入口の鳥居にワープっ!今日は久しぶりに歩いたー!
初めての東筑波ハイキングコースを含む裏筑波、個人的にはめちゃくちゃオススメ!
王道の表筑波も面白いけど、裏筑波は本当に人が少なく自然豊か、ゆっくりじっくり、山に浸れるのが最高。
豊かな自然が好きな人、お花や植物に興味がある人にはイチオシの場所です。
裏しか歩かないと言うツウもたくさんいらっしゃいます。
ただ、展望少ないし森の中を歩く事が多いので、木やお花見ても「ふーん」と言う人には向きません、ってかつまんないと感じるかもね。
そして裏筑波はバリエーションルートの巣窟?!で、明瞭な踏み跡が現れたりするので、GPSで現在地確認しながら歩くと良いと思います。実際、道迷いによる遭難事故も多いそうですし。
後日、アケボノソウだけでなく、センブリやキッコウハグマも咲いてるよ!との情報を頂きました。なのでまた同じ道を歩きに行かなきゃ!
私が見付けられるか疑問ですが(;・∀・)
今回のログ&GPSです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。