筑波山 バリエーションルートに挑戦?! 2020.02.02
野趣溢れる男の川ルート!
登り慣れている筑波山、公式ルートは
・御幸ヶ原コース
・白雲橋コース
・迎場コース
・おたつ石コース
・キャンプ場コース
・深峰遊歩道
・薬王院コース
・自然研究路
・山頂連絡路
・東筑波ハイキングコース
となっています。
初めは表筑波と呼ばれる御幸ヶ原コース、白雲橋コースばかりを歩いていましたが、違うコースも歩き始め、気付けば公式ルートは全て網羅していました。
そうなると気になってくるのがバリエーションルート…。
特に裏筑波のバリルートは、春にはお花がいっぱいというのを聞き、いつか歩いてみたいと思っていました。
ただ、地図や地形図には一切載っていない道。標識やリボン等の目印もないところ。
道迷いも多いらしい。
うーん、敷居高くね??
でも、ちょっと挑戦してみようかな。
分からなくなったら来た道を戻ればいい。
そうだ、そうしよう。
頼みの綱はGPSのみ!
…という事で、初☆バリエーションルート、その中でも分かりやすいという男の川ルートを行ってみました。
朝、予定の時間より遅く起きて(最近のスタンダード😅)家を出ました。
今日は薬王院コースから登ろうと思うので、つくしこの駐車場まで行きます。駐車場に行く道中、日光連山がとてもキレイに見えたので、今日は展望を楽しむコースにしようかな…と思いましたがそこは初心貫徹で☝
つくしこ脇の駐車スペースに停めました。
8時37分スタートです!
相変わらずいい音だしてるねっ。
端折って薬王院コースの入口。8時57分。
またまた端折って林道鬼ヶ作線の出合。9時33分。ここまでノンストップ。水だけ飲んで再開。
ここから始まる階段地獄。
やっぱキツイわ😅汗が吹き出してきます。今日はうっかりコンタクトを入れるのを忘れてしまい、メガネで来たのでレンズが曇る曇る💦
なんかイイ感じじゃない?
階段にヒイヒイしながらもこんなのを楽しむ。
この階段地獄を避ける道もあるらしいんですけどね、バリルートのビギナーの私ではまだ分からない。
ただ薬王院コースの右側にリボンが着いてるところがあるんですよね。踏み跡らしきものも確認出来たので、そこを歩く人もいるのかなぁ。但し、かなりの傾斜で且つ背丈ほどの大きな岩が積み重なっているような険しさ。一体、どこを歩くんだろう?
そんな事を考えながら、途中で道をそれてあの場所へ。
坊主山です。10時20分。以前は坊主山への標識もあったらしいですが、今は何もないです。坊主山から続く別のバリルートもあるみたいで、山頂からいくつか道が分かれています。
手作り感満載な可愛い看板☺️
愛されてるねー(*´∀`)
周辺のシキミは蕾がいっぱいでした。
再び薬王院コースに戻り…
自然研究路に入ります。
大石重ね。麓から願い事を書いた石を持って登って、ここに置くと願いが叶うみたいよ。
自然研究路は日が当たらないので空気がひんやりしています。
ツララー!
霜柱もクルンクルン。奥多摩の方で見られる氷華、ここでは見られないのかなぁ?
そして10時57分、男体山に到着。富士山がキレイに見えました。
富士山だけでなく、浅間山(やまみほさんがちょうど行っていたのね☺️)や八ヶ岳までも見えて、もうちょっとゆっくり景色を楽しみたかったけど、休憩してる人がいたり記念撮影してる人がいたりで落ち着かなかったので、5分ほどで出発しました。
11時8分、御幸ヶ原。思ったよりも人が少ないかな?
日光連山もバッチリ見えます。
景色が良さそうなので女体山にも行こうかと思いましたが、男体山も混み合っていたのであっちはもっと人がいるだろうな…と、今日は山頂は男体山だけにします。
今日の目的はバリ!だしね😆
じゃ、一旦降りよう!降りるのはユースホステル跡方面へ行く深峰遊歩道で。深峰遊歩道は資材を載せた重機も入れる道。
春はカタクリでいっぱいになります。
北側斜面なので今の季節は道が凍ってました。
歩いているとバズーカ砲並のレンズを付けたカメラを持った人が木の上を見ていたので「何かいるんですか?」と尋ねると「コゲラですよ、ホラ、あの木の真ん中あたり。」
指差す方に目をやると、小刻みに幹を突く可愛い鳥!思っていたよりずっとずっと小さい。
「初めて見ました。小さいんですね。」と言うと「キツツキの中では一番小さいんですよ。」と教えて下さいました。
私のカメラじゃ遠すぎて撮れない(またズームレンズ忘れた😅)ので画像はありませんが…。鳥を見つけられる人ってスゴイなーと思います。近くでさえずる声が聞こえたりすると、どこにいるんだろう?と探してみるけど、絶対にわからないもん。
イイもの見せてもらったー☺️と歩いてたら、遊歩道の入口まで来ました。11時48分。ここからちょっと林道歩きになります。
15分ほど歩いて男の川(おのがわ)に到着。
澄んだ水が勢いよく流れてます。
ちなみに女の川(めのかわ)も少し離れた場所にあります。
男の川と女の川が裏筑波に流れ、それが合流して表筑波に流れる男女川、
なんかロマンチック💕
筑波山神社は恋愛成就の神様って言うのも分かりますよね〜( ´∀`)
さて、ここから初のバリエーションルートです。
でも事前に調べた通り、踏み跡めっちゃ明瞭。
歩き始めてすぐにこんなものが。
大滝不動だそうです。
踏み跡は明瞭、
でもホントにリボンもテープも標識もなんにも無いよ。
それどころか「この先危険⚠」なんてのがあった💧
これまでになく何度もGPSで現在地とルートが合っているか確認。
行き着く先の方角は分かるので、それを確認すると共に周りを見て地形も確認。
こんなに確認する事がこれまでにあっただろうかと言うくらいに確認。
もうドッキドキ。そして確認。
でも道はホントに明瞭なのだ。
左手に沢(男の川)、右手に伐採地を見ながら登っていきます。
ドキドキしながらだけど、苔を見たら撮る。
川の向こうに道が続いてるー。
すなわち渡渉。ここで初めて人とすれ違う。道が合ってるって事でとりあえずε-(´∀`*)ホッ
何回か渡渉を繰り返していくと…
アレレ??
うそ!道が消えたー!!藪しかないーっ!!
…と思っていたら、グッドタイミングで下山する人が来ました。
どうやらここは沢を歩くみたいです。
そうかそうか、この沢が道だったんだ。
そりゃ道なくなるよね😅😅
沢の中を歩いてたら再び踏み跡が現れました。その後ももう1回、沢を歩く場所がありました。この日は普通に歩ける程度の水量だったけど、いつもはどうなんだろうね?
ドキドキしながらのバリエーションルート、ここ、めちゃくちゃ面白くない?
表筑波のコースとは全然違う、別の山みたい。
絶対にお花が凄いはず。今から春がすごく楽しみになってきた!!
裏サイコー❗❗
歩き続けていつしか道は沢から離れて…
無事に自然研究路に合流。
あー、ドキドキしたけど楽しかったー(≧▽≦)
あとは薬王院コースで下山するだけです。
さんざん歩いたあとの薬王院コース下山はキツイ💦
13時19分、林道出合に着いて、今日は殆ど休憩してなかったのに気付いたので、大きな石に腰掛けて休憩しました。
そこへ年配のソロ男性ハイカーが下山してきて「下りもキツイなー💦」
その男性は2週間に一度のペースでここを歩いているそうです。
薬王院コースは静かで人が少ないからお気に入りだとか。
若かりし頃はテント泊で北アルプスを1週間縦走したり、飯豊連峰を縦走したそうです。
「今は全然歩けなくなっちゃったけど」なんて言ってましたが、薬王院コースを歩くんですからスゴイですよ。
筑波山のバリエーションルートも色々とご存知のようで、
春には斜面をニリンソウが滝のように咲く場所があったとか…。
滝のようなニリンソウって…スゴイ!
どこなんだろう????
気になる気になる!
10分ほど休憩して再び歩き、14時薬王院まで来ましたー!
ここのひなまつりももうすぐね。
池に浮かぶおひなさまを見に来なくちゃ。
あとは駐車場まですぐ…なんだけど、またまた休憩しちゃいます。
なんかね、ゆっくりしたい気分だったから。
眼下に自分の車が見えるほど近いんだけど😆
初めて歩いたバリエーションルート、めちゃくちゃ面白い道!
沢沿いを行く道は春にはカタクリやニリンソウ以外にもたくさんのお花で埋め尽くされるそうです。
女の川ルートも気になるところで、是非行ってみたい!
ただこちらの方がちょっとわかりにくい場所がある…と聞くので躊躇してしまうんですが…。
下調べを入念にして行ってみたいと思ってます。
筑波山、裏が面白すぎて、表から登っても裏に降りないと気が済まなくなってきました🤗
しばらくハマりそうです。
筑波山に通い詰める人が裏ばかり、というのがわかる気がします。
始めての筑波山なら表を勧めるけど、2度目以降は絶対に裏!
表との違いを実感してほしいと思います。
今日のルートとログはコレ〜👇👇
お付き合い頂き、ありがとうございました。