神保町さかいや巡りと小石川後楽園で歴女からレクチャー　2020.02.15

2020/02/17 06:30

梅の香り漂う小石川後楽園。

一昨年の5月、某都立高校時代の同窓会がありました。
私がそのような集まりに参加するのは、実に15年ぶり。
そしてその時に再会したクラスメイトのI子、I子と会うのは20年ぶり位でしたかね…。
久しぶりの再会に、お互いの近況報告などしながら、なんとなく流れで登山をしている、と言うと、ちょっと喰い気味に聞いてきたI子。

あれ？興味あるの？？

私は登山なりダイビングなり、自分の趣味に誰かを引きずり込む、という事を殆どしない人です。
興味がある人には話もするし、ちょっと間口を広げて「こっちの世界を覗いてみる?」という問いかけはしますが、「絶対面白いからやろうよ！」というような誘いかけはほぼしません。
向き不向きもあるし好みでなかった場合、自分の好きな事を否定されるのが嫌なんですね。

なのでこの時も「ん？」と思いましたが、本人が本当にやりたいと思えばそれを伝えてくるだろう、と思っていました。

この同窓会の後、このI子と近くに座っていて話をしていたY子が、私の住む茨城県にやってきました。
私が常々「美味しい！」と言っていたカフェへ、フレンチトーストを食べる為です。

このカフェでランチとフレンチトーストを楽しみ…

（フレンチトーストの画像は別の日のもの）

その後、筑波山までドライブしました。
ケーブルカーに乗って…

自然研究路をちょっとお散歩。

東京に住む二人に取って、筑波山は「自然がいっぱいのところ」と映るようです。
鳥のさえずり、木の匂い。
住んでいれば日常な事も、二人にしてみたら新鮮に感じた様でした。

その後、私は山に行く度に「こんなとこ行ってきたよ！」I子とY子とのグループLINEに画像を送っていました。
そんな事を繰り返す日々が続き、ある日、筑波山で見た花の画像を送り、山登り未経験でも花を楽しむコースが筑波山にはあるよ、と春になったら筑波山でハイキングしよう、という話になりました。
そして昨年末にI子から来たLINE。
訪問介護の仕事をしているI子、若かりし頃に相当な山屋だった方を介護していたそうです。
行く度に毎回、山の話をされていたんだとか。
毎回毎回それを聞き続け、うんざりするどころか、いつしか登ってみたいと思うようになっていたそうです。
そんなタイミングで私と同窓会で再会したらしい。

登山を初めるきっかけ、それは人それぞれあると思いますが、登山って遠足でのキツイ思い出しかない、って人は多いと思うんですよね。

キツそう、辛そう、疲れそう。
で、なんだか良く分からない。
何をどうすれば良いのか分からない。
なんだか敷居が高い。
やってる人は特別な人達。
自分に出来るものじゃなさそう。

その気持ちはとっても良く分かる。
分かる一方で「そんなことないよ、普通の人達がやってる事だよ」
でも思い込んでる状態でそれを言っても「いやいやいや…そんなことないでしょ」
ってなるのがオチで😅

でも何かのきっかけでフッと「やりたい」気持ちが膨らんできたら、
それがその時だと思うし、何か道が繋がるはず。
自分もそういう道を辿って今があるから。

それがI子に降りてきたようです。
私が登山を初めたきっかけや今に至るまで、始めるためには何が必要か、
色々質問されました。
あー、I子にその時が来たんだな、と思いながら、色々思いもあるのでI子にはうんざりするほどの長いLINEを送ってしまったけど
（ゴメン(_ _;)I子）

で、軽いハイキングレベルだとしても足元はしっかり準備した方が良い、買う時は付き合うよ！そしたら先生もY子も誘ってお買い物ツアーしよう！あ、ついでに都内の庭園を先生に案内してもらおう！（先生は年間パスポート持つほどの庭園マニア）と、話がまとまりました。

2月15日11時、神保町A4出口に集合ね！

当日、乗り換えの電車に乗ると、目の前にY子が座ってる！
やだ、すごい偶然！
A4出口に行くと、既にI子と先生がいました。
先生は相変わらずの全身ノースフェイス😄
帽子だけがパタゴニア🤣🤣

いざ、さかいやへ！
https://www.sakaiya.com/

ここから先、I子の潔い「漢」の部分が炸裂します。
先ずは靴、さかいやシューズ館へ。
靴だけはじっくり焦らずに、まず靴下を決めてからそれを履いて靴を合わせて、の先生のアドバイスに靴下選び。
I子もY子も登山用の靴下なんて、見るのはこれが初めてでしょうね。
厚い方が良いよ、と勧めたものを秒速で

「じゃ、これ買う」
速っ！

で、靴。
I子自身は高尾山くらいのところを歩く靴…と思っていたようですが、ここにきて先生が
「I子ね、最初から小屋泊まり想定して買った方が良いと思うんだよねー」
おっ、ぶち込んだな、先生😁
I子は「小屋泊まりなんて…ひぇ〜💦」
でもね、それは私も先生に賛成✋
I子がビビる気持ちも分かる。
でもね、
“ちょっとすごいとこ”に行くのはそんな遠い未来じゃないんだよ、意外と。
その時に買い替える方が勿体無いものね。
先生の「鶴の一声」は絶大。

まずは足を計測してもらいましょ。

ちなみにこのザック、先生がI子にプレゼント。先生が使い倒したザックです。

I子、足幅が細い。そして薄い。
ピックアップしてもらったものは、アゾロとスポルティバ。

初めての登山靴に足を入れた感想は「スキー靴履いてるみたい！」でした。

ふたつ履き比べてどっちが良い？？

って、何が良くて何がダメかなんて、分かんないよね！
その判断基準なんて、初めてじゃあるはずないもの。
とりあえずどっちも履いて歩いて、一旦保留にしてキャンプ館へ。ここでは私がちょっとお買い物。
その後はエコー館へ行き、グローブやザックを見て、入口にあったお買い得品のワゴンに全員かぶりつき！
そこにあったマウンテンイクイップメントのハンドウォーマー、
「コレ、自転車乗る時にイイ！」とまたもI子は即買い。
すげえな、I子。

そしてLaLaさかいやに移動して…
I子「レインウェアって、やっぱり必要だよね？」
そうだね、ぶっちゃけ登山用ウェアは他でも兼用出来るものはあるけど、レインウェアは絶対に必要になるものだからね。

ワイワイガヤガヤ、賑やかにレインウェアを物色して、私はそそ…とハードシェルのコーナーへ。前からいいなーと思って目を付けていたハードシェル、
今回は買う予定ではないけどあればフィッティングだけ確認したいな、と。
お、あったあった。色も目当ての色。
どれどれと着てみました。
やっぱりこれがいいなー。
しかもさかいやは他で買うより安いし…。
うーん、と迷いましたが、今回は見送ることにしました。
その代わり…というわけではありませんが、
私はノースフェイスのアルパインライトパンツを即買い！
このパンツ履いたら他は履けない位に履き心地、シルエット、全てに満点。
地元のお店じゃ売り切れの事が多くてね。
しかもここで買った方が安いから、予定外だったけど買っちゃった😆
もうすぐ誕生日だから自分へのプレゼント🎁

そしてI子はレインウェアを決めていた…。

Y子は自分の買い物はないのに、ずっと付き合っててすごいよ。
「絶対自分じゃ来ないところだから面白い」って言ってたけど、天使👼か（笑）
そんなY子を相手に、いかに登山用のウェアが高機能かを説いてる先生(笑)

ひとしきり買い物をしたあと、小石川後楽園へ歩いて移動します。

入口近くの食事処でランチをして、園内の散策。ここからは日本史教師だった先生の独壇場です。

先生の説明を聞きながら…