筑波山 お気楽隊がやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ! 2019.07.21
なかなか明けない梅雨に気持ちまでジメジメする日々…。
ある日、お気楽隊の隊長からLINEが来ました。
「日曜日、筑波山に行くけど合流出来る?」
やだ、マジ?こっち来るの?
じゃあ、なんとか空けるわよ😊
土曜日に実家の両親を期日前投票に連れ出し国民の義務は果たした!
朝から合流出来るよ!と知らせて7時に筑波山の第三駐車場で待ち合わせとなりました。
翌朝…起き抜けで着替えもまだしていない状態の時にLINEの通知。
「6時15分頃に到着予定です」
うっそーん、まだ何も支度してないよ💦💦
急いで着替えてザックに荷物を詰めて、大慌てで出発!!
あ、靴忘れた!
良し、出発!
あ、ストック忘れた!もうこっちはいいや💦
こんな感じでバタバタと出発し、予定の待ち合わせ時間よりもちょっと早く到着。ホッ。
そしてこの時の様子は隊長のやまみほさんが既に記事にしていますので
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詳しくはそちらを、私はまた違った視点で綴っていきたいとおもいます。
日本百名山では一番のちびっこ。身長(笑)わずか877(バナナ🍌)m。
日本百名山の著者である深田久弥さんの百名山にする基準に標高が1500m以上であることとされ、軒並み高身長イケメンの山々が選出される中、堂々とこのちびっこはスタメン入りしています。標高だけでなく、山の品格、歴史なども基準とされているので、特に歴史という視点からの要素が濃いのではと思っています。
中腹にある筑波山神社、今や最強のパワースポットなどと言われ、ここを訪れる人は多いと思いますが、拝殿のある場所から山頂までが筑波山神社の境内という事を知っている人は多くないのでは?と思います。
筑波山を登ること、それはすなわち“登拝”です。
日光男体山を登るとき、登山と言わず登拝というのと同じ事。
筑波山は男体山と女体山の2つの山頂がある双耳峰、それぞれにイザナギノミコト(男体山)、イザナミノミコト(女体山)が祀られています。イザナギとイザナミ、日本という国を作った“国産み”の神様です。
そして登山道の途中途中に小さな社が色々あるのを目にすると思いますが、それらはイザナギ、イザナミの子供達。
そんな筑波山の背景を知ると、見方が変わってきませんか?
…と、ニワカ仕込みのウンチクをたれまくってたれまくって、さぁ、出発しましょかね。
あっ!この日はお気楽隊の隊員、花子さんとのはじめましてでした。
因みに花子さんの本名も花子さんだと思い込んでおりました😅
そして昔、飼っていたキャバリアの名前が花子でした(どうでも良い情報😅)
今日は白雲橋コースで登り、女体山山頂、御幸ヶ原で休憩した後、男体山山頂getして御幸ヶ原コースで下山します。
ロープウェイ駅から近い女体山山頂は一般の観光客もかなりゾロゾロと来るので、下山時に通ると大渋滞となってしまうので、それを回避するために先に行く方が吉です(私感です)。
神社脇を通り抜けて白雲橋コースの入口の鳥居に着きます。
去年はここに来る手前の民家の塀に、ホシザキユキノシタが咲いていたのですが今年は見逃してしまいました。
こんな花です。
筑波山で発見されて筑波山にしか咲かない貴重な花です。小さくて、その辺の雑草と見過ごしてしまいそうになります。去年はなかなか見つけられませんでした(^_^;)
それにしても蒸し暑いですな💧
汗がこれでもか!と噴き出してきます。
ターボさんのダジャレも吹き出ますかね😁
しばらくすると最初の分岐、つつじヶ丘へ向かう迎場コースとの分岐になります。
迎場コースは斜面をトラバースするような道で、白雲橋コースに比べ距離は長くなりますが傾斜がゆるく、比較的楽に歩ける道です。
なので登山を始めたばかりの人や小さなお子さん連れにはおすすめかも。
白雲橋コースは最初は階段、木の根っこ道、そして徐々に大きな岩が出て来ます。
きちんと整備された登山道ですが、決して歩きやすいわけではないです。
なのに簡単と思われてるフシがある筑波山、ある意味かわいそう。実際、滑落事故や遭難事故もあるし、ナメてはいけません。
岩岩の急登はなかなかキツいですよ。
いつもはソロで来る筑波山、黙々と歩いている事が多いのですが、こうしてグループで来るのは私にとってとても新鮮。
いつも見過ごしている事に反応している姿や、私が説明する事に興味深く聞いてくれたり、なんかそういうのがとても楽しい☺️
それにしても今日はやまみほさんがちょっとキツそうですね。暑さもあるし、もしかしたら寝不足気味ではないですか?
寝不足はキツいですよ。足が上がらない。
私は去年、それで痛い目に遭いました💧
この程度の岩はまだ可愛いレベルですが、何しろ蒸し暑くてキツイ登りです。
中盤はガスが濃くなり何だか幻想的に。
こんなのも結構好きです。
そしてこの辺りは針葉樹から広葉樹と植生が変わる辺り。
立派な姿の木が多いので、いつも立ち止まり深呼吸をしてしまう場所です。
お気楽隊の皆さんもここでマイナスイオン吸収してね🤗
ガッスガスですが、弁慶茶屋跡に着きました。白雲橋コースで最初に出てきた分岐で分かれる道はここで合流します。
かつてはここにお茶屋さんがあったんですよね。今は程よくスペースもあり、休憩するのに良い場所です。
とにかく暑くて、ここで水分補給とエネルギー補給。
Wで補給したら先へ行きますよ!
ここから先は筑波山ならではがたくさん登場します。
先ずは弁慶七戻り。
潜った先から見た方が大きさもわかりやすいよ〜と、皆さんこっちに来てみます。
ね、結構迫力あるでしょ。
古来より石門と言われ、『聖』と『俗』の分け目と言われています。
俗から聖へ行った先は“高天原”。神様の世界、まさに『聖』です。
天照大神を祀る稲村神社があります。
神様の世界にちょっとお邪魔しましょう。
雨に濡れた石段はなかなか怖いですよ。
隊長は何を祈る?
まさに神のみぞ知る(笑)
この先は更に大きな岩が出現します。
筑波山、ナメるなよ的な道が続きます。
ここの岩場、結構滑りが良いんですよね。しかも登る人が多いので磨かれて黒光りしてる。実際滑って転んでる人を良く見かけます。
慎重に登って行くと…
“母の胎内くぐり”にやってきました。
この岩を潜ると穢れがなくなり生まれ変われるそうな。
今、まさに生まれ変わります〜!!
この後も様々な巨石、奇岩が現れてきます…が、詳しくはやまみほさんのブログで宜しくね♥
だって同じ内容じゃ意味ないじゃない😁
(決してサボってるわけでは…コホン)
筑波山の登山道には何度も小さな神社が出て来ます。
山そのものが神社、御神体、霊山なんですよね。こうした小さな神社や霊場は公式ルート以外にもあちこちに散らばり、今でも修行の場として使われています。
年に一度、夏の終わりに白装束に身を包み、筑波山にある霊場を10時間かけて巡り、祈りを捧げる『禅定(ぜんじょう)』。公式ルートにはない道を巡り、時にはロッククライミングのような岩登りもあるそうです。これは申し込めば一般人でも参加出来ますので、興味のある方はいかかですか🤗?
(かなーーりキツイみたいですが…ま、修行ですしね)
“筑波山 禅定”で検索してみて下さい。
女体山まで、岩岩の道が一旦落ち着き、気持ちの良い道になります。
ブナ林が広がるところです。この標高でブナの木があるのは珍しいと何かで読んだことがあります。
ここはなんとも気持ちの良い場所で、好きなところ。
冬枯れの晴れた日はこんなに気持ちいいの。
山頂直下の岩場を控え、ちょっとクールダウンできる場所です。
皆さん、あともうちょっとで山頂ですよー!
岩場をひと踏ん張り登ったら…
着いたー!
山頂〜!!
なんも見えない〜😅😅😅
ここね、ホントに展望素晴らしいんですよ。
晴れてたらね…。
富士山はもちろん、ぐるりと見える。
鹿島の臨海工業地帯も見える。
しかしまぁ今日は…😅
キツイ急登を過ぎてこの見えなさ加減、まさに禅定みたいね。
せっかく来てくれたのに見えなくてごめんねー😅😅
山頂は狭く滑りやすい岩場、年末年始は初詣客でごった返すので、安全のために柵が作られます。それ以外は柵はないので、端まで行けますが自己責任で。
ここでは飲食禁止🈲なのですが、知らずにバーナー使用してる人もいます。ただでさえ狭いんですから、マナーは守りましょ。
ここはイザナミが祀られている神聖な場所ですしね。
ここで若干ワープ(笑)して、
女体山と男体山の鞍部、御幸ヶ原から降りて紫峰杉を見に行きます。
そこには男女川の源流があります。
イザナギ(男体山)とイザナミ(女体山)の間に流れるから男女川。
ちなみに今回歩いたのは表筑波ですが、裏筑波には“男の川(おのがわ)”と“女の川(めのがわ)”が流れています。そしてその川沿いを歩くバリエーションルートがあります。
バリエーションルートと言っても比較的よく歩かれているようです。
そのうちそちらも歩いてみたいと思っています。
そしてこれが紫峰杉
この杉の迫力、実際に見ないとダメです。
“紫峰”とは筑波山の雅称です。夕暮れ時、紫色に見えることからその名が付きました。
皆さん、圧倒されています。
ここは素通りしちゃう人が多いんだけど、見てもらいたかったんだよね。
さて、ここでお腹も空いたので腹ごしらえを。
筑波と言えばつくばうどん!
地元の食材を使用したうどんです。
疲れた身体に優しい味が染み込みます。美味しい〜(*^^*)
この辺りのお茶屋さん、つくばうどんを出すお店が多いですが、テーブルに置いてある七味もこの辺りの名物の福来(ふくれ)みかんの皮が入った名産です。
さて、お腹いっぱいになったら次の山頂、男体山に行きますよー。
女体山ほどの岩場はないからね〜、なんて言ったら現れた岩場、ゴメン、みんな(^o^;
食べた後だから身体が重い重い💧
重い身体を引きずって、男体山到着!
いやぁ〜、苦しかったね😅
イザナギノミコトが祀られている男体山山頂。
国産みの夫婦が祀られているので筑波山神社は恋愛成就、夫婦円満、家内安全の神様でもあります。
男体山を通る道にぐるりと周る感じの自然研究路があります。何度か崩落しているためにルートが少し変わっているところがありますが、気持ちいい道なのでお気に入り。
真壁町にある薬王院から登る薬王院コースは、この自然研究路に合流し、男体山へと繋げています。
薬王院コースは筑波山の公式ルートの中で一番のロングコース。
途中に800段を超える階段があり、ひたすらストイックに歩くコースです。でも人が多い表登山道に比べ、本当に静かに歩けます。
登山口にある薬王院もキレイなお寺で、お雛様の時は、境内の池に船に乗ったお雛様が浮かんでいます。ここを通り過ぎる時はご住職がお庭のお掃除をしていたりするんですが、
必ず「行ってらっしゃい、気を付けてね」と声を掛けられて、何ともほんわかとした気持ちになります。
展望はない道ですが、春は色んなお花が見られるので楽しいコースです。
自然研究路に入っていくトレイルランナー。
今日は蒸し暑いからキツイでしょ💦💦
さて、2つの山頂getしたし、そろそろ下界に戻りましょう。下山で歩く御幸ヶ原コース、多分ドロッドロでツルンツルンになってるはず。
みんな気を付けて、行くよー。
御幸ヶ原コースは筑波山神社から登るケーブルカー沿いに歩くコースです。
ケーブルカー沿いなんだから傾斜はそれなりにキツイわけですよ。
でもやっぱり、と言うか、ケーブルカーやロープウェイがある山って、簡単と思われ易いんですかね。
毎度毎度、表登山道を登る時、下山で御幸ヶ原コースを歩くと「マジか!」と思う装備(そもそも装備なんてない)で登る人達がわんさかいます。
スニーカーはまだ良い方。革靴、サンダル、もう何でもあり。
スカート姿もいる。
子供おぶってる人もいる。
しかもお昼すぎの時間で。
登山は自己責任だし、世話焼きすぎるのもなんだかなって感じだけど、週末だけでも登山口で注意喚起するとか、何かして欲しい、って本気で思っちゃう。
やっぱりツルンツルンだねー。
足元注意!で慎重に歩くから、みんな口数が少ない…
なんて事は決して無かった😆
御幸ヶ原コース、淡々と下るのでちょっと単調で飽きてくるんだけど、
二又に別れた巨木や、ケーブルカーがすれ違うところなど、飽きた頃に見どころが登場します。
みんなー、今日はラッキーだよー。
時間がずれたら見えないんだよー😄
頑張って歩き続けて…
御幸ヶ原コース登山口、着いたー!
隊長、着いたよ!今日はホントにキツかったね、お疲れ様ー!
無事下山、ホントにそう。
神様にお礼をしようね。
旅館やお土産屋さんが並ぶ道を歩いて駐車場まで
駐車場着いたらとりあえずは自販機で炭酸飲料を買ってぷはぁ〜😆
山から降りるとなんでシュワシュワの炭酸が飲みたくなるんだろ?
クールダウン出来たら次へっ!
秘密基地です😜
ウソです😄
ここ、カフェなんです。
つくば市内はカフェがたくさんあるんですね。ただ、大通りからはわかりにくい場所のところが多くて。たまたま見付けて入ったここ、その時食べたケーキが美味しくて、来るといつも同じケーキを食べてしまいます。
今日は私がアテンドという大役の日だったけど、蒸し暑くて道も悪くて、皆は楽しんでもらえたかなぁとちょっと心配😅
ソロで歩いている筑波山、皆と一緒だと色んな事がいちいち新鮮で、私は皆に楽しませてもらいましたが😄ガイド役、なかなか難しいですね。
筑波山は公式ルート以外にバリエーションルートがいっぱい!
先に出した男の川ルート、女の川ルート以外にも蜜柑園ルート、護摩壇ルート、最上級コースと言われるV字谷ルート…。
私はまだどれも歩いた事がありませんが、少しずつ色々とチャレンジしてみたいと思っています。
春にはカタクリが花開く斜面も見て欲しいし、やっぱり空気が澄み切った日の山頂からの眺めを見て欲しいなぁ。
でもね、一人で山に行く時は色々考えて行き先を決めるけれど、皆と一緒に歩くなら、極論そこらへんの道でも楽しいんだろうなって、今日、歩きながらそんな事を思いました。
ひとりも良し。
皆と一緒も良し。
今回のログ&GPSです。
今回は殆ど写真を撮らなかった為、お気楽隊の皆さんの画像をお借りしました。
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
《番外》
爆睡なのか野垂れ死になのかなみーさん
たまにアンモナイトになってるみーさん
しばらく続いたみーさんシリーズ、これで最終回といたします。ありがとにゃ😸