お山歩日和

何となくで始めた山歩き、自分のための覚書。

北アルプス・白馬大池 雨の中で見た楽園  2020.07.25〜07.26

ガスの中から現れる天空の楽園。



ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで、登山口までやって来ました。
これまでの記事はこちら👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇👇



8時 ビジターセンター


この先は登山道。お天気悪いけど、行けるとこまで頑張ってみよう✊

樹林帯を黙々と歩く👣両サイドには色々なお花がいっぱい(✿^‿^)


ゴゼンタチバナの団体さん。


これは…何?


これは…すっかり野菜と化した水芭蕉かな?

雨がしっかり降っているので、カメラを出してじっくり撮る…ってのが出来ないのー💦
急いで撮ってばかりなので、変なところにピントが合ってしまって💧


水場がありました。

標識の字が剥げててよく分かんないけど。

裏手に水音がしたのでこれが水場?


お花ロードはまだまだ続くよ〜(~‾▿‾)~

マイヅルソウとツマトリソウ。


アカモノ。


チングルマもコイワカガミも出てきたー(◍•ᴗ•◍)✧*。


そして出たぁ〜。

雪☃!
事前の調べでルート上には2ヶ所の残雪があると知っていたので、一応軽アイゼンは持ってきました。
でも最初これを見た時、雪の上の踏み跡が分からなくて、
違うところを歩くのかと思って進んでみたら行き止まり😅
うーん、この雪の上を歩くのかー。
いつもソロで行きたいところを行っている私ですが、中身は万年初心者で超ビビリ。
どーしよーかなー(˘・_・˘)なんて思ってたら…


後ろから団体さんキター(^∇^)ノ♪


なかなかスキルの向上がない私は、よそ様の歩き方を見て勉強させて頂いてます。
この時ももちろん、真似っこしましたー😆


最初気付かなかった踏み跡は、もうちょっと右の方にあって意外と急。
登りはキックステップでアイゼン無しでも大丈夫。でも下る時は付けたほうが良さそう。


残雪を過ぎてゴロゴロした岩場をひと登りすると木道。


9時37分 天狗原

コースタイムは80分、ハイそれ以上掛かってますよ😆
理由は色々あります🤗
・雨が降ってる
・レインウェア着てるから歩き難い
・ちょいちょい写真撮ったりして止まる
って言っても結局はコレが自分の実力なんだけどなっ😤


湿原の中に木道が敷かれ、ここにはベンチもあるので休憩にはうってつけ…なんですが…


雨と…

ガスと…💦💦

青空の下で見たら、素晴らしい景色が広がっているんでしょうね。
でも白く煙る湿原もしっとりとしてステキ⤴️⤴️


イワイチョウ、湿原がよく似合うね。


雨に打たれながら進みます。

木道沿いに巨大化した水芭蕉がワサワサしてました。


途中に分岐があって…。

右は風吹大池への道。私は左を行きます。

白馬大池まで1時間40分。え〜、山と高原地図では2時間になってるけど😒
まぁいい。どっちにしてもその時間じゃ着かないだろうから😁😁


そして木道に別れを告げて、
道はえげつない、ホントにえげつない、

イヤらしい岩場になってきます。

登山道が小川状態。


岩場…と言うより、バカでかい石が積み重なってる道。
石と石の隙間が大きいところもあって、うっかり滑ったら
隙間にハマってさぁ大変🎶
ドジョウが出て来てコンニチワ♥
とはいかないので、思ってた以上にキツかったです。
岩場があるのは事前に分かっていましたが、まさかこんな落とし穴トラップのある岩場だったとは。

登山口のあるビジターセンターの人が言うには、白馬岳へ登る人は圧倒的に大雪渓を行く人が多いので、栂池からの道を歩く人はそう多くないそうです。
でも救助の件数は他と変わらないんだとか。事故率が高いって事ですよね。
栂池からの登山道は難所もないし、初心者向け!なんて書かれているのを見ますけど、え〜😒そうかなぁ。
そんなつもりで来たら、結構キツイと思うよ。
それともそう思うのは私だけなのかなぁ。


とにかく黙々と進みます。
雨が降り続いているので丁寧に歩こう。
丸印や矢印がとても有難いです。


下山の方とすれ違う事も多くなりました。
皆さんもなかなか苦戦されています。


そして2回目の雪渓!

山と高原地図に「雪田の横断注意」と記載されてる場所ですね。
先程よりも大きいです。ガスで先が見えません。途中までロープが下がっているはずですが、それも見えません。
歩くところは明瞭でカットされているので、うっかり転ばないようにゆっくり登り始めました…。


って、途中で「すみません、先行きます」と抜かされました。
え…?ここで??
ま、まぁ、遅いけどさ、アタシ。
こんなとこでスタスタ歩く自信ないから後ろでイライラしたのかもしれないけどさ。
抜かすんだ、こういうとこでも。そうなんだ。
わかったよ、次からはもっと早く歩くさ😑
この前に下山の方達とのすれ違い時は、脇に避けて下さって「ゆっくりで良いですよ」って言ってくれた人もいたんだけどなぁ。


ぶつぶつ言いながら雪渓を登り切り、ちょっと進むとケルンが見えてきて…

ということは…


11時40分 白馬乗鞍岳

山頂標識のところに荷物を置いて休憩している方がいたので、目一杯寄って撮ったからこんなになっちゃった。


なだらかな山容の乗鞍岳(足元ゴロゴロだけど💧)、雨は降り続いていますが心配だった風は弱く、ここまで来られました。
ここからは歩く道もちょっと優しくなります。


雨に打たれても可憐なシャクナゲ。

足元が悪いので下ばかり見て進んでいるんですが、ふと顔を上げると…

真っ白だった行く手がベールを脱ぎ始めました。


あ〜!!
大池だぁ😭😭😭
来れた…
来れたよぉ…


思わず滲む涙💧💧💧


ここ、天国?!
青空の下だったらもっともっと美しいのでしょうが、私には充分過ぎる景色でした。


目の前に現れた大池に感動したものの、それもあっという間に引っ込む😑

それは…見えてからが長い。しかも岩ゴロルート再び参上。
大池のフチをぐるっと回り込むように進みます。
場所によっては傾斜がありフラついたら池ポチャ💦
なかなか簡単には着かせてはもらえない焦らしプレイ😆
ちょっと前まではこの大池のフチにも雪が残っていたそうで、
その写真を見た時は「ここを歩くのは怖そう😱」と思ってたのですが、
元々雪が少なかった上に連日の雨ですっかり無くなったようです。


ここで一組のご家族とすれ違ったのですが…。小学高学年くらいのお子さんが滑って尻餅をついてしまったんです。
その子のお父さん(多分)が後ろから「こんなとこ手を使って歩くんじゃねえよ」「斜めのとこに足着くから滑るんだよ」と、傍から見ても💢な苛ついた様子。このお父さんはベテランさんなのかも知れないケド…そんな言い方しなくたっていいじゃない。
注意を促してるのかもしれないけど、なんだか可哀相になってしまいました。
そしてそれを聞いていたら、何故か最近やたらと話題になっていた「ポテサラ論争」を思い出し、意味もなく腹が立ってきました🤣
ポテサラくらい…って言う奴は、自分で作りやがれ💢💢💢💢


そしてようやく、ようやく…


12時40分 白馬大池山荘

ふぅ、恐ろしいほどの時間をかけて、ようやく到着しました。
今夜はここにお世話になります。



長くなったので一旦切ります。
この後の続編でまたねっ👋




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