お山歩日和

何となくで始めた山歩き、自分のための覚書。

奥日光 ズラ神様のお導き 2019.06.22 後編

空腹を訴える隊長の為、最後の目的地の切込湖へ急ぎましょう。


やはり詳細はやまみほさんのブログ見てね🤗

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左手に刈込湖を見ながら進みます。

それにしても今日は曇ったり土砂降りだったりガスったりだったのに、歩いている間の雨は皆無!今日はレインウェア着るのを覚悟していたのにね。


相変わらずの苔ワールド。

そしてこの辺り、ゴゼンタチバナの葉っぱが結構目に付きます。蕾もないので花が咲くのはまだまだ先でしょうが、これが全て咲いたら見事でしょうね。


左に目を移すと、湖の色が変わってきました。

切込湖が木々の隙間から確認できます。絶妙なチラリズム。青空が見えてきて更に景色を美しくするので、近くに行きたい衝動に駆られます。

切込湖、と書かれた標識の向く方向に道はなく、どう見ても降りられる状態ではなさそう。歩いてきた道も更に進むと湖からどんどん離れてしまいます。

先に行っても仕方ないし、戻りましょうか…と来た道を戻ります。


途中、「ここ、行けそうじゃね?」な感じのところを隊長の指示でハガレーナさんが降りていきました。

ハガレーナさんが「ダイジョブ!行ける!」というので、皆で後を追います。

誰かに行かせて安全確認した上で進む、やり手ですな、学長、いや隊長( ̄ー ̄)


そして降りた先には…

静寂な中に美しすぎる世界がそこにありました。

少しの動きでさえその静寂さをかき消してしまいそうで、息をするのも躊躇うほどです。

皆、この瞬間を切り取る事に夢中になっています。


微風があり、完全な水鏡とまではなりませんが、空が明るくなり周りの木々を湖面に映し出す様は、さながら東山魁夷の絵画のようです。

奥まった場所に現れる湖、その雰囲気はまるで北八ヶ岳の双子池に似ています。双子池もその名の通りに雌池、雄池とあるのでその辺りも似ています。

朝の丸沼から始まり苔の森、そして刈込湖切込湖、ホントに北八ヶ岳のようで(奥日光に失礼か?!)。気象条件などが似ているんでしょうかね?


ちなみにこれが双子池

ん?似てないかな?

ここもまた行きたいなぁ。


切込湖の景色を目と心に焼き付けて、そろそろ戻らないと隊長の空腹度合いがヤバイですね(笑)


私は針葉樹が放つ匂いがとても好きで、この日はその芳香を思う存分、堪能出来ました。

「この匂い、大好き!」と言った時に「フィットチーネだっけ?」とぶっ込んだのはやまみほさんです。どんだけハラ減ってたんだ…💧

それはパスタだ…。

そもそもの予定で金峰山に行ってたら、山めしでパスタにするつもりだったんですよね。

そんなにパスタが食べたかったのか…そうか…。


じゃ、急いで下山しよう。

来る時に気付かなかった木。違う木が根を伸ばしています。

やまみほさんは「気持ち悪い」を連発していましたが、私は自然の力強さと言うか厳しさと言うか、畏敬の念を抱かずにはいられませんでした。弱肉強食、自然の摂理、美しさと厳しさ強さは表裏一体。


さぁ、さっさと行きましょ!と言いつつ

アートな切株で遊ぶ。


刈込湖まで来るときはかなーり下ったので、戻る時は当然、それが登りになります。

階段まだあんの?!

もう階段よくない?

これで終わりだよね?

なんでまだあんのよ?

文句ぶーぶー、息ひぃーひぃーで歩きます。


平らになってきたらもう少し!


駐車場に着くと、それまで降っていなかった雨がパラパラと落ちてきました。

取り急ぎ三本松茶屋へ直行し、空腹を満たします。

このちまき、ゴマ油の香りが香ばしくて美味しかったです。

外は雨が激しくなってきました。

こんな不安定な天候の時期に、全く降られずに歩けた事は本当にラッキー。

お腹を満たしたら中禅寺湖温泉♨へひとっ風呂、お気楽隊と初めてのハダカの付き合い。

ポッ(*^。^*)

硫黄の匂いに包まれた白濁したお湯が、遊び疲れた身体に染み入ります。

私は普段はソロで歩く事が多く、帰りに温泉に立ち寄る事もありますが、入っている時も当然ひとりなのでこうして膝を突き合わせておしゃべりを楽しみながらの湯浴みは久しぶりでした。


その後は東武日光駅まで送って頂き、お気楽隊の皆さんと再びの山行を約束して帰路につきました。


電車を待つ間、栃木県名物のレモン牛乳のソフトクリームを食べて…


頂いたお菓子を電車の中で食べて… 


寝落ちして気付くと乗換駅はもうすぐ。


今回は様々なハプニングに合いながらも全てが上手く進んでいたような気がします。

高速の出口を通り過ぎたのも、タイヤがパンクしたのも、もしもパンクが避けられないものだとしたら、予定通り高速を降りていたら周りに何もない山中で、大雨の中でのパンクだったかも知れません。

予定通りの時間に着いていたら、大雨の中のハイキングだったはずです。

出口を通り過ぎた事、パンクした事、どちらもツイてないな、と思う出来事ですが、車を停めた場所が自動車整備工場の隣だった事、その時は晴れていた事、そしてハイキングの最中は雨に降られる事なく、最後の切込湖では最高の景色が見られたことはとてつもなく幸運だったと思うのです。


何かに導かれてそうなった。

普段は無神論者の私ですが、この日は強くそう思いました。


やはりズラ神様最強(笑)!!


え?そっち?


良いんです。

信じる者は救われる。

信じたら救われたヽ(^o^)丿


今回のログ&GPSです。


長々お付き合い頂き、ありがとうございました。



《番外》


抱っこ大好きみーさん


呼ぶとお返事します


2016年10月2日、みーさんは私の手の中で虹の橋を渡り、永遠に天使になりました。

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