今の私の相棒。
ゴローのブーティエル。
もともと自分から「登山をやろう!」なんて思ったわけではなく、
世界遺産になった富士山に登ろう、と誘われたのがきっかけ。
それならせめて靴は買わなきゃまずくない?ってことで、
とりあえず近くのアウトドアショップへ。
ド素人なので登山のこと、ギアのこと、なんにもわかりません。
そのお店はいわゆる量販店。
一応、店員さんがアドバイスしてくれるけど、
今にして思えば「うーん...」みたいな感じ。
その時は確か3足くらい試着してみたかな。
初めて履く登山靴、硬くて痛くて歩けませんでした。
その中でようやく履きやすい!と思えた靴、
それが最初の登山靴、韓国のブランド(らしい)のトレクスタの靴でした。
この靴で地元の筑波山をはじめ、三斗小屋温泉に泊まった那須、
紅葉の安達太良山などあちこち行きました。
安達太良山の紅葉🍁は本当に素晴らしかった!
この頃は年に2回くらいしか山に行かなかったので、これで満足していたのですが、毎月行くようになるともうちょっとしっかりした靴が欲しいなぁ...
と言うことで迎えたのがモンベルのアルパインクルーザー2000。
値段もお手頃、これで八ヶ岳も北アルプスも縦走も小屋泊も行けるよ!
と言うお店のオニーチャンにのせられて(笑)
この子ともいろんなところへ行きました。
絶景だった明神が岳
連続する鎖場に涙目の奥久慈男体山
花とガスの平標山
感極まった谷川岳
この靴、ソールがモンベルのオリジナルのものなんですが、
これがなかなか優秀!
ほんとに滑りにくい。フリクションがしっかり効くのです。
が!
谷川岳の下山中にふと足元をみると、、、
縫い目がほつれてる!!(゜ロ゜ノ)ノ
モンベルショップに持ち込み修理依頼をすると、
縫い代不足による縫製不良と言うことで新品と交換して頂き、
その後の山行に支障は無かったのですが...。
同じことがまた起こるかも?と言う思いもあり、
アッパーにステッチや縫い目が無いものが良いなぁと思い始めました。
で、ゴローです。
なぜゴローなのか?
なんとなく(笑)
高校時代の恩師がめっちゃゴロー推し。
自分には不相応と思いつつ、これで人生最後の登山靴になるかも...
で先生に付き合っていただき、巣鴨のゴローへ行ってきました。
細かく採寸し、自分の登山スタイルや荷物の重さ等の質問に答え、
出されたブーティエル。
これより上のランクのS8というモデルもありますが、
女性や体重の軽い男性はテント泊の荷物を背負ったとしても
ブーティエルで充分、とのこと。ベルト式のアイゼン(8本か10本)も付けられるし、私には充分過ぎる。
普通の幅と細め幅と履き比べ、細めの方がフィットしたので細めで決定。
正しい靴紐の締め方を教えてもらい、その違いにビックリ‼
次は色と足首の高さ。
標準の色と高さならそのまま持ち帰り出来るけど、
濃茶、黒、ハイカットだと6週間待ち...。
色は革の経年変化を楽しみたかったので標準色(エル茶と言うらしい)、
足首は...別に普通でも良いよなぁ、
ってか早く欲しかったんだよねー( *´艸`)
と言うことでお持ち帰りです。
ブーティエル。
まだピカピカです。
早速履きならし...
の前に、儀式をしなければ。
ワックスがけのの儀式です。
ワックスをかけた後、赤い靴紐にしてみました。
その後は近場の山で何度か履きならし登山をし、お正月に塔の岳へ行ってきました。回数を重ねる度、少しずつ自分に寄り添って来ているのを感じます。
もちろん、山から帰る度に水洗いとワックスがけの儀式は欠かせません。
革の登山靴を手に入れたらどうしても欲しかったものがもう一つ。
ヤマノモリ。
ちょっと高かったけど、絶対これを付けたかったんだー‼
うふふ。可愛いヤツ。
山に行く度に新しい傷が付いてて、それは私を守ってくれた証。
手入れをする度に表情が変わって、これからどんな風になるのかも楽しみ。
今年は目標にしてるとこもあるからね、付き合ってもらいますよー。